日産が新型「巨大SUV」の実車初展示! 光るフロントフェイスがカッコイイ! 新型「パスファインダー」が披露されたワケ
2023年6月15日から6月25日まで、日産は日産グローバル本社ギャラリーで上海モーターショー2023にて初公開された新型「パスファインダーコンセプト」を展示しています。どのようなモデルなのでしょうか。
新型「パスファインダーコンセプト」国内初出展
2023年6月15日から、日産は日産グローバル本社ギャラリー(横浜市西区)にて、上海モーターショー2023で世界初公開された新型「パスファインダーコンセプト」を国内初展示しています。同展示は6月25日まで行なわれるようです。
パスファインダーは、日産が主に国外で展開する3列シートの大型SUV。初代と2代目モデルは中型SUVとして、日本国内でも「テラノ」の名前で販売されていたモデルです。
5代目となる現行モデルは2021年に登場。ボディサイズは全長5004mm×全幅1978mm×全高1800mm。全長は5mを超えるうえ、全幅も2m近く、もはや大型SUVといえるサイズに拡大しています。
そんなパスファインダーの名前を冠し、中国市場向けに設計されたというビッグフラッグシップSUVが今回展示された「パスファインダーコンセプト」。2023年4月19日に中国で行われた上海モーターショーで世界初公開されたモデルです。
上海ショーにて横並びで展示された「エクストレイル」と比べ格段に巨大なボディを持つ新型パスファインダーコンセプトですが、フロントフェイスに新型セレナや新型ルークスに採用されている新世代のVモーショングリルを採用しており、新世代の日産車であることを強調するほか、光る「PATHFINDER」の文字ロゴが採用され先進的な印象となっています。
インテリアは、白と黒を基調としたゴールドのアクセントが目を引く近未来的なデザインに仕上がっているほか、ダッシュボードやセンターコンソールなどは、最新の日産車と同様の先進的なデザインで、コンセプトカーながらすぐにでも市販されてもおかしくない作り込みとなっています。
日産は新型パスファインダー コンセプトについて以下のように説明しています。
「新型パスファインダー コンセプトでは、エクステリアのデザインを刷新し、3列シートを採用した広々とした室内空間を実現しました。
中国市場を念頭においてデザインされた新型パスファインダー コンセプトは、中国のモダンな美的感覚と日産らしさを融合させ、アクティブなお客さまのライフスタイルに合わせて開発しました」
また中国での発表の中で、新型パスファインダー コンセプトの市販モデルは、2023年後半にも登場すると公表されており、そう遠くないうちに市販モデルが展開される予定です。
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日産グローバル本社ギャラリーのスタッフは、今回の出展について「時おり日産グローバル本社ギャラリーに国内では売ってない車種など、世界で販売される様々な日産車を出展します。今回もそんな展示の一環です」とコメントしていました。
国内では販売されていないパスファインダーを将来的に日本に導入するという意図ではなさそうですが、新型パスファインダーコンセプトについて、日産グローバルデザインセンターのプロジェクトデザインディレクターであるYu Lihao氏はインタビューで以下のようにコメントしていました。
「中国のモダンな美意識と日産のクラシックな伝統が融合したデザインなど細部に至るまで、パスファインダー・コンセプトは中国の消費者向けとなるだけでなく、将来のグローバルモデルにも影響を与えることになるでしょう」
パスファインダー自体は、日本に導入されるわけではないかもしれませんが、新型パスファインダーコンセプトのデザインは、国内でも展開される“グローバルモデル”に反映されるかもしれません。
日本で売らない車の記事ばかり。