スズキ「ハスラー」なぜ売れ続ける? 理由は「SUVブーム」だけじゃない! 異色の「愛されボディ」が人気の秘訣とは!
現在の軽自動車市場では“ハイトワゴン系”のモデルが高い人気を維持していますが、その一方で、異色の個性派モデルであるスズキ「ハスラー」も常に販売台数ランキングの上位に存在しています。なぜ特殊な存在にも思えるハスラーが根強い人気を集めているのでしょうか。
根強い人気を誇る異色のモデル「ハスラー」
全国軽自動車協会連合会が公表する軽自動車の販売台数ランキングでは、その上位の多くをホンダの「N-BOX」をはじめとする“スーパーハイトワゴン系”、あるいはスズキ「ワゴンR」などの“ハイトワゴン系”が占めており、車高が高く室内の広さを重視したモデルが人気を集めています。
その一方で、ハイトワゴンとSUVの中間ともいえる特殊なボディスタイルながら、常に販売台数上位に食い込んでいる“異色のモデル”も存在します。それがスズキ「ハスラー」です。
車内の広さを第一に考えた他モデルとは一線を画す「軽自動車でありながらライトなSUV」という、ありそうで無かったキャラクターを確立したハスラーは、全国軽自動車協会連合会が2023年6月15日に発表した「軽四輪車 新車販売確報」によると、2023年5月の販売台数は5145台。販売数別でベスト7位にランクインしています。
なぜハスラーのような個性的なモデルが、人気を集めているのでしょうか。
現行のハスラーは2020年に登場した2代目モデル。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1680mm。最低地上高は180mmと、一般的な軽自動車よりおよそ30mmほど高めに設定されており、ライトSUVらしく軽く荒れた路面や雪道、泥だらけの未舗装の道でも気兼ねなく走れそうな設定です。
また、ホイール径も15インチと大きめで、あわせてタイヤの外形も大きく設計されていることから、ハスラーは視覚的にもタフな印象を備えています。
あくまでもハスラーの本分はライトSUV。同じスズキがラインナップする「ジムニー」のような“本格クロカン”とは異なり、ライトなSUVとして日常の実用性を重視し、5枚のドアを備えることで使い勝手も上々です。
まさにSUVの“走破性”とファミリーカーの“日常性”を高次元でバランスしたクルマとなっています。
しかし、ハスラーはそのSUV的な要素のみによってこの根強い人気を支えているのかというと、どうもそれは違うようです。
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