ハンドル持ち方「10時10分」は古い? 「ぐるぐる回さない」斬新デザイン登場! 持ち方が変わる可能性は?

ステアリングは形状が変わっても「10時10分」が理想的? その理由とは

 ステアバイワイヤの登場で、今後は従来のステアリング操作から大きく常識が変わるかもしれません。

 そこで、ステアリングの持ち方も変わるのでしょうか。一般的に教習所ではステアリングを時計に見立てて、「10時10分のところに両手を置く」と指導されていました。実際に関東地方の教習所担当者は次のように話します。

「教習の要項も日々変わっていきます。

 両手でステアリングを握ることが原則で、運転者の持ちやすい位置でステアリングを握るように指導しています。

 しかし、上下に持ったり、ステアリングの下部を握ったりしてははいけません。

 以前は、時計に見立てて指導することもありましたが、現在ではステアリングの形が全て円形ではないため、あまり時計での表現はしません」

 また、新しい形状のステアリングの握り方について前出の担当者は「ステアバイワイヤなどの形状が違うステアリングであっても、基本的には中央からやや上で左右に両手でステアリングを握り、運転しやすいい位置で握るようにしましょう」と話します。

教習所などで教わる握り方。ステアリングの形状が変わっても握る部分は「10時10分」が理想的
教習所などで教わる握り方。ステアリングの形状が変わっても握る部分は「10時10分」が理想的

 中央からやや上の位置でステアリングを持っていれば、ステアリングを左右にきるときには、上から引く力でステアリングを曲げることができます。また、上から下へと手を動かすことで、シフトチェンジやウィンカー操作もしやすくなります。

 ただし、ステアリングの真上を持ってしまうと、両手がくっついてしまい次の動作がうまくできなくなることがあるため、中央からやや上の位置でステアリングを持つことが推奨されています。

 これはステアバイワイヤであっても基本的な握り方は変わらないようです。

 実際に新型RZでは、10時10分に近しい位置に握る部分が存在する他、ステアリングの上部だけや下部だけを持つような操作は出来ないため、自然と10時10分が基本となります。

※ ※ ※

 ステアリングの形状が変化しても、人が操作する以上は正しい操作が求められます。

 今回のステアバイワイヤは見た目や技術としてインパクトがありますが、安全面という点では革新的なものと言えそうです。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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