ハンドル持ち方「10時10分」は古い? 「ぐるぐる回さない」斬新デザイン登場! 持ち方が変わる可能性は?
昔から円形ステアリング(ハンドル)を「10時10分」の位置で持つように、と教習所では指導されてきました。最近では円形ではないデザインも登場していますが、持ち方は変わらないのでしょうか。
ぐるぐる回さないステアリング(ハンドル)ってなに?
クルマを運転するときはステアリング(ハンドル)を「10時10分」の位置で持つように、と教習所では指導されてきました。
ところが、現在では円形ではないステアリングも登場していますが、その場合でもステアリングの握り方は変わらないのでしょうか。
クルマの免許を取得する際に、実技で初めに習うのはステアリングの持ち方です。
しかし、近年ではクルマに搭載されるステアリングの形状そのものが大幅に変わろうとしています。
このような流れは、操作にどのような影響を与えるのでしょうか。
2022年4月、レクサスが初のBEV専用車となる新型「RZ」を世界に公開しました。
新型RZは、レクサス初のBEV専用モデルとして登場。
新型RZには、ドライバーの意図に忠実な車両コントロールを可能にしたステアリング制御と「ステアバイワイヤシステム」が採用されています。
ステアバイワイヤは、ステアリング(ステア)とタイヤを機械的につながずに、電気信号でタイヤを制御するシステムのことです。
そのため従来のようにステアリングとタイヤが機械的に繋がらないため、路面からの嫌な振動などは皆無となります。
これにより、従来の円形ステアリングでは1回転回さなければ曲がれないコーナーでも、ステアリングを少し傾けるだけでクリア出来ます。
単に先進性を表現している訳ではなく、操作量が少なくなることで、疲労軽減にも繋がるといいます。
サーキットでの試乗でも、まるでゴーカートを運転しているようなクイックな操作性となり、ステアリング操作の遅れを気にせずに走ることが可能です。
またステアリングのデザイン性にも大きな影響を与えており、電気信号での操作が可能となるために、従来のような円形である必要はありません。
これにより新型RZでは、従来の円形ステアリング仕様に加えて、飛行機の操縦桿に見られるようなバタフライ型のステアリング仕様が今後投入されます。
実際に新型RXのフライ型ステアリングは、手首の操作だけで急カーブを曲がることができ、Uターンや車庫入れ、交差点を通過するときには手を替えることなく操作できます。
10時10分じゃ疲れない?
9時15分の方が良いと思う