なぜ「青×白」を組み合わせた? 道路で見かける「案内標識」のカラーリングに秘められた理由とは!「赤」や「黄色」も意味アリ

他の標識の色にも意味がある!

 他の道路標識にも目を向けると、青×白以外にも様々なカラーリングがありますが、実はそれらの標識の色にもちゃんとした意味があります。

 例えば「通行止め」や「一時停止」などの「規制標識」に多く使用されている色が「赤色」です。

科学的な裏付けもあり、海外でも日本と同じ「青×白」のカラーリングが使用されている
科学的な裏付けもあり、海外でも日本と同じ「青×白」のカラーリングが使用されている

 この赤色はとくに人間の感覚に訴える色で、「強い人間の注意を引く」という特徴があります。そのため、「危険」や「禁止」を意味する標識には赤色が採用されていることが多いのです。

 また、赤色と同様に目立ちやすい「黄色」は「警戒標識」に用いられています。これについて前述した佐賀国道事務所のサイトによると、黄色は人間にとって「前方に飛び出して近く大きく見える」という効果を持っているとのこと。

 標識だけでなく児童の帽子など、広く黄色が採用されている理由は、実際以上に近く見えることでドライバーからの注目を集め、注意喚起するためだったのです。

 ちなみに、高速道路の標識は「緑」と「白」の組み合わせが採用されています。この組み合わせは、青×白の組み合わせと同じく「高い視認性」を持つことから高速道路の標識に使われており、また「標識令」において一般道は青×白、高速道路では緑×白にすることが定められているためです。

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 案内標識や指示標識など道路標識のカラーリングには、それぞれ明確な理由がありました。

 その意味に加えて、なぜその色になっているのかを覚えておくと、道路標識と安全運転への理解が深まるかもしれません。

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Writer: 大西トタン@dcp

(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。

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