「ギャー! 虫がクルマに入ってきた!」 嫌な虫を外に追い出す「簡単な方法」とは?

それでも出ていかない虫はどうする!? 市販の虫よけグッズの注意点は

 ここまでやっても出ていかなかったり、クモのように羽の無い類の虫の場合には、クルマを路肩や駐車場など安全な場所に停車させて、タオルやティッシュなどで包んで外に出すことが有効です。

車内に入った虫は潰さずに外に逃がすと良い
車内に入った虫は潰さずに外に逃がすと良い

 この時に注意すべきは、絶対に虫を潰さないようにすることです。虫を潰してしまうと、体液やリン粉(羽に付着している粉)が飛び出てクルマの内装や衣類を汚し、シミになってしまう可能性もあります。

 それを防ぐためにも、車内の虫は優しく捕まえてそっと外に逃がすことを心がけましょう。

 また意外に有効な手段が、ビニール袋の中に虫を捕まえて外に逃がすことです。ビニール袋は場所を取らずなにかと便利なアイテムなので、車内には常に数枚のビニール袋を常備しておくと安心です。

 市販の防虫剤や忌避剤、虫よけグッズを使うこともある程度の効果が期待できますが、それがスプレータイプの場合には注意しましょう。

 クルマの車内は室内と異なり、とくに夏場には50度を超すこともあるなど、温度が非常に高くなるので、スプレータイプのものは破裂する可能性も。車内に入れっぱなしにするのは危険ですので、虫よけグッズを選択する時は使用上の注意事項に必ず目を通してから使用して下さい。

 そのほか、虫の入りにくい車内環境を前もって整えておくことも大事です。

 虫は、砂糖入りのジュースやフルーツなどが発する甘い匂いに引き寄せられてやってくる種類が多いので、車内に食べ物やジュース、とくに食べかけや飲みかけのものは放置しないように習慣づけましょう。

 暖かくなるこの季節だからこそ、こまめな室内の清掃をおこなうことで虫が襲来しにくい環境を事前に作り、気持ちよく安全なドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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Writer: くるまのニュース編集部

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