車に「雷」落ちても大丈夫? 感電する可能性は? 「ゲリラ雷雨」シーズン到来で雷に遭遇したときの対処法は
クルマを運転中に落雷してしまった場合、乗車している人に影響はあるのでしょうか。
クルマに雷「ドーン」と落ちた! 車内は無事?
初夏から秋頃にかけての期間は、発達した積乱雲の影響で大気が不安定になりやすく、雷を伴うゲリラ豪雨がしばしば発生します。
もしクルマに雷が落ちてしまったら、クルマや乗車している人にはどのような影響があるのでしょうか。
気象庁によると、4月頃から9月頃までは雷の発生が増えるといいますが、特に7月と8月の発生件数が多くなっています。
この時期には地表の暖められた空気と上空の冷たい空気との温度差により、大気の状態が不安定になりやすく、これにより発達した積乱雲の中で静電気が発生し、地表に雷となって落ちてきます。
しかし、たとえクルマを運転中に付近で雷が発生したとしても、あわてて避難しようと考える必要はありません。
クルマは簡単に言えば金属の大きな箱で、雷も電気を通しやすい素材に沿って流れる性質を持っていることから、電流はクルマのボディなど金属の部分を伝って地面に抜けていきます。
そのため、たとえ雷が落ちてクルマに大きな電流が流れたとしても、金属に囲まれた空間である車内には放電せず、車内にいる人間は電気の通り道にはなりません。
ただし、車内にいる場合でも車内にも金属が露出している部分があるという点には注意が必要です。
たとえばドアノブやピラーなど、車内にも金属が露出している箇所がいくつかありますが、こういった金属部分に触れている時に雷が落ちると、体に流れてしまうおそれがあります。そのため、雷が鳴っている時には車内の金属部分に触れないよう注意しましょう。
ほかにも、落雷に対しては車内にいれば基本的に安全だと言われていますが、落雷や豪雨などによる視界の悪化や、雷の音や光に驚いて運転操作を誤ったことにより事故を起こしてしまうリスクがあります。
また、天井に金属が使われていないオープンカーなどでは、雷が天井の幌を通過して人間に直接落ちる可能性もあるため、状況によっては鉄筋コンクリートなど丈夫な建物の中に避難することも大切です。
危険を感じるような雷が近くで発生している場合には、丈夫な建物内のほか、近くの駐車場や道路の端などの安全な場所にクルマを停めて、雷が過ぎるまで待つようにしましょう。
なお、もしクルマに雷が落ちてしまった場合には、ボディに焼けた跡が残ることがあるほか、ガラスが割れてしまったり、タイヤのゴムが溶けたりなどクルマには損傷が加わっていることがあります。
たとえ見た目にはわからなくても、内部に何らかの不具合が発生している可能性もあるため、念のためディーラーなどへ点検を依頼するといいでしょう。
もし損害が発生していた場合は、自動車保険の車両保険に加入していると修理に保険が使える可能性があります。
一方で、気象庁によると夏場の雷は特に太平洋側で発生しやすいことがわかっており、雷が発生しやすい時は注意報や警報が発令されるなど、ある程度は事前に予測することが可能です。
こまめに気象情報を確認し、「大気の状態が不安定」と言われる日には雷が発生する恐れがあることを事前に把握しておくだけでも心の余裕に繋がります。
さまざまな情報を確認することに加え、可能な範囲でクルマの運転を控えるなど危険を避ける行動を取ることも有効な対策です。
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一般的にクルマの中は雷に対して安全な場所と言われているため、運転中に雷が発生しても慌てる必要はありません。
雷や豪雨に驚いて運転を誤って事故を起こさないように、安全な場所にクルマを停止し、車内の金属部分に触れないよう注意しながら雷が過ぎるのを待つといいでしょう。
安い車だと運転席側のAピラー内部に長い金属の棒のアンテナを内蔵していて、それを引き出す感じじゃないですか。アンテナの構造上、ロッドアンテナはアンテナ部分がそのままカーラジオやカーコンポに接続され、車体側はアースで物理的(回路的)には接続されていません。車体がアンテナになるならそもそもアンテナを別個に必要としないからです。
昔の検証内容ですし、今のカーコンポなりオーディオモニター、カーナビは大昔のアナログ回路のラジオと違って集積回路をふんだんに使用していますので、僅かでも流れても回路が焼き切れる可能性があります。メーカーはカーアンテナへの落雷に対策を取っていると思って良いかが気になります。
車もキャブレーターやポイントの時代と違って今は全部コンピュータ制御。全く影響がないとも言えるのか。人間は安全とは数十年前から聞いていますが、雷が鳴っただけで盗難防止の警報が誤動作する車もあるくらいです。コンピューターの誤動作により急加速や急ブレーキ(タイヤがロック)する。コンピュータが焼ききれて走行不能になることはあるのかの検証がされているかも書いて欲しいですね。