レクサスが「小さな高級車」を本気で提案! 新型「ミニSUV」世界初公開! ラグジュアリー感を“凝縮”した新型「LBX」とは
派手さを抑えつつ、張りのある面で「魅せる」デザイン
ヘッドライトの中にはレクサスに共通する「L字型のシグネチャーライト」が組み込まれ、中心に配置されたプロジェクター式LEDと合わさってまるで「瞳」のような生命感と力強さを新型LBXに与えます。
ボディに目を移すと、キャラクターラインを極力廃して「面の豊かさ」によって構成された立体感あるデザインに驚きます。
派手さを抑えつつ張りのある面で魅せるデザインは、かつてからレクサスが得意とするものでしたが、新型LBXのエクステリアはそのコンパクトさもあって凝縮されたカタマリ感が強く、レクサスの造形力の高さをあらためて痛感させられます。
このデザインの実現には、ショートボディを要因とする4隅にタイヤを配置したレイアウトや、全幅1825mmというワイドボディも一役買っていると言えるでしょう。
リアフェンダーからリヤエンドにかけての力強く筋肉質な膨らみはこのサイズ無くては難しく、仮に新型LBXのボディがもっと細かったとしたら同じインパクトは与えられなかったと想像できます。
リアのテールライトは、近年のレクサスの流儀に倣った左右のライトを繋げた形状。しかし単純な横一文字ではなく、中心が膨らんだバックドアの造形を避けるように回り込む「W型」を採用し、先進的なデザイントレンドに合わせつつも新型LBXならではの個性を与えることに成功しています。
また、テールライトの上を段のように走るキャラクターラインはボディサイドまで回り込み、リアタイヤのフェンダー幅を強調する役割を果たした後、リアドアの中心にかけて消えるという繊細な処理が施されました。
車体の下部にはリアに向かうにつれて切り上がる樹脂製のアンダーパネルを設置。タイヤハウスの周囲にも同じく樹脂製のモールが取り付けられ、ボディを保護するとともに、SUVらしいたくましさとタイヤの大きさによる力強さを強調しています。
そのほか、ルーフはボディカラー同色に加えてブラックアウトされた2トーンカラーの存在も確認でき、アルミホイールも複雑なデザインが施された複数のラインナップを用意。オーナーの好みにより、自分だけの新型LBXを完成させる楽しみことが可能になるようです。
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上質感、精緻さ、たくましさなど様々な要素を高次元で調和させた新型LBXは、単純なエントリーモデルという立ち位置ではなく、レクサスのみならず高級コンパクトカー市場の未来を切り開くことを期待させてくれるクルマです。
レクサスが本気で挑戦する「小さな高級車」という提案に対しユーザーがどのように応えるのか、注目が集まります。
思ったよりヤリスクロス過ぎだった…
コペンgrのsuvボディ版?