雨の日の「中古車選び」悪いことばかりじゃないって本当!? 雨天時だからこそチェックすべきポイントは?
晴れの日の中古車選びのポイントは?
晴れの昼間の現車チェックでは、どんなところをチェックすべきでしょうか。
「中古車をチェックする場合、意外に重要視なのが『第一印象』だと思います。全体のバランスに違和感がある場合は、そのクルマ自体に何かしらの不具合があることも多いのです。
ボディの細かいキズやなどもチェックは必要ですが、キズは後からでも直せます。それより交換で費用のかかるタイヤの状態を確認してほしいです」(中古車販売店オーナーN氏)
タイヤはクルマを仕入れる段階の下取りやオークションで落札した状態のままでは、交換されていないことが多く、どのように乗られていたかを推測する判断材料のひとつになります。
ヒビ割れがないか、溝は十分残っているのかも確認しておきたいところ。ちなみにエンジンから異音がしないか、電装系はすべて正常に作動するかなども忘れずチェックしておきたいポイントです。
「内装も、晴れの日であればシート表皮の状態なども確認できるかと思います。目立つ部分はもちろんですが、角部分が擦れすぎていたりステッチがほつれていないかなども忘れずにチェックしましょう。
また、もっとも使用頻度の高い運転席に座るだけでなく、ほかの座席と座り比べしてシートのヘタリ具合も確認してください」(中古車販売店オーナーN氏)
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中古車選びで重要なのは「どのような車種が、どのくらいの予算で欲しいのか」ということです。
予算には限りがあるもの。しかも中古車の場合、新車のように安心して乗り続けるためには消耗パーツを交換する必要があるかもしれず、予算の一部をメンテナンスに回すという計算も必要です。
中古車を探す場合、最近はインターネットで検索するのが一般的でしょう。そして気になるクルマを見つけたら、「現車チェック」の希望を中古車店に連絡するのがベター。
直接訪れても良いのですが、事前にクルマを見たいという旨を伝えておけば、確認しやすいように洗車しておいてくれたり、奥から前のほうに出しておいてくれることもあります。
次に確認したいのが年式と走行距離です。クルマには使用や経年によって劣化する「消耗パーツ」が数多くあり、一般的には走行距離が短いほど程度が良い場合が多いのですが、年式の割に走行距離が極端に少ないのも実はあまりお勧めできません。
というのも、走行距離が短く、あまり乗られていないクルマは、可動部品が固着してしまっていることがあるほか、長期間駐車しているとサビなどが進行していることもあるのです。
そして消耗パーツの傷み具合やサビの進行などを判断する材料になるのが年式です。新しいほど新車に近い状態といえますが、ここで関係してくるのが、これまでにオーナーが何人いたかということ。
たとえば5年落ちでもワンオーナーで大切に乗られていたほうが、3年落ちで複数オーナーの中古車より程度が良い場合もあります。
また「現車チェック」の希望を伝えるときに、あわせて聞いておきたいのが記録簿の有無です。記録簿は健康診断を受けたクルマのカルテのようなものですので、そのクルマがどれくらいメンテナンスされてきたかを測る診断書になります。
現車の状態だけでなく、このように記録簿や歴代オーナーの乗り方も含めたクルマの歴史をたどっていくことも、間違いのない中古車選びをするためには重要です。
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