オプションだけで66万円!? レクサスの最高峰「LS」の“プラチナ箔”内装がスゴい! 超絶VIPなインテリアとは
レクサスのフラッグシップセダンとして君臨する「LS」は、贅を尽くした内装も特徴のひとつです。なかでも世界初の技法を取り入れた仕様があるのですが、一体どのようなものなのでしょうか。
クルマの内装にプラチナ箔を使うのは世界初!?
高級ブランド「レクサス」の最高峰セダンといえば「LS」です。
初代LSは、レクサスブランドが創設された1989年に北米で発売。日本ではトヨタブランドから「セルシオ」として販売されました。
2006年にフルモデルチェンジした4代目モデルから、日本市場でも「LS460」として正式に導入され、現行モデルは2017年に登場した5代目です。
現行LSは、GA-Lプラットフォームを採用。フラッグシップセダンとして走りを予感させる斬新なクーペシルエットを実現した、スポーティかつエレガントな外観が特徴です。
ショーファーカーとしても使用されることが多いLSは、贅を尽くしたインテリアも特徴となっています。
2020年11月のマイナーチェンジにおいてLSは、「月の道」という満月の前後数日間だけ見ることができる神秘的な自然現象をモチーフとし、月明りに照らされた波の揺らぎを表現したインテリアを「エクスクルーシブ」グレードにオプション設定。
ドアトリムにプラチナ箔や西陣織の銀糸を施し、さまざまな表情を感じさせるデザインとしました。
プラチナ箔は独自のしわ感(素材感)を残しながら貼るという技法を取り入れ、日本の美意識を感じられるインテリアを実現。1万分の1~2mmという極薄に延ばされたプラチナ箔を緻密に貼り合わせ、夜の波を照らす月のような繊細な光沢がインテリアに上質感をもたらします。
本来、工業製品は同一の意匠や品質で供給することが求められますが、LSのプラチナ箔は職人が手作業で貼ることから同じものは存在せず、箔の表情や貼り方によってそれぞれが異なる仕上がりになるといいます。
また、ドアトリム表皮に西陣織を採用。銀の引き箔糸を織機で織り上げたもので、銀箔糸が面で輝き、揺らめく水面のような美しい表情を見せます。
なお、プラチナ箔がクルマのインテリアに用いられるのはLSが世界初となるほか、内装表現として西陣織の量産化を実現したのも初めてだといいます。
このプラチナ箔&西陣織のオプション価格は66万円です。
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LS エクスクルーシブのドアトリムでは、切子調カットガラス&ハンドプリーツの仕様も選べます。
切子は、カットガラスの技法で装飾を施し、光を受けることでさまざまな表情が楽しめるというもの。さらに職人が布を折り重ねた立体的なハンドプリーツを組み合わせ、インテリアをエレガントに彩ります。
切子調カットガラス&ハンドプリーツのオプション価格は154万円と、軽自動車1台分に匹敵しており、これにより超絶ラグジュアリーなインテリアを作り上げることが可能です。
ベンツみたいに、カッコよくない。