まるで“民生戦車”!? 新型「最強級SUV」発表! 防弾装甲&暗視装置&電撃装置も!? 「タンクハイブリッド」米に登場

2023年5月10日、「REZVANI(レズバニ)」は、プラグインハイブリッド車「タンクハイブリッド」を自社のSNSを通じて発表しました。防弾装甲や暗視装置、電撃装置も選べる、まるで“民生戦車”のようなクルマだといいます。

世界最強級のSUVにPHEVモデルが登場

 2023年5月10日、アメリカの新興自動車メーカー「REZVANI(レズバニ)」は、プラグインハイブリッド車「タンクハイブリッド」を自社のSNSを通じて発表しました。

ゴツい…レズバニ新型「タンクハイブリッド」
ゴツい…レズバニ新型「タンクハイブリッド」

 タンクは、ジープ「ラングラー」4ドアモデルのプラットフォームを使って開発されたユニークなSUVです。初代が登場したのは2017年、ラングラーの世代交代に合わせて2019年に第2世代へと進化し、現在に至っています。

 ボディサイズは、全長4699mm×全幅2105mm×全高2026mmで、ホイールベース2997mm。近未来の軍用車を思わせる迫力のあるエクステリアは、外板、ガラスともに防弾仕様です。

 物物しい雰囲気をより際立たせている巨大タイヤは外径37インチ(約94cm)、内径20インチ(約50cm)、幅13.5インチ(約34cm)。FOX(フォックス)社製のオフロード用ショックアブソーバーでリフトアップを図っています。

 自動格納サイドステップを備えるため、乗り降りに苦労することはありません。

 ミリタリーエディションには、電磁パルスを防御するEMPプロテクション、電気ショック付きのドアハンドル、熱エネルギーを画像化するサーマル暗視システム、追跡車の視界を遮る煙幕、ガスマスクなど、軍用車さながらの装備を満載しています。

 パワートレーンは、3.6リッターV型6気筒エンジン(最高出力270馬力)と6.4リッターV8エンジン(最高出力500馬力)のほか、オプションとしてダッジ「チャレンジャーSRTデーモン」に搭載されている6.2リッターV8スーパーチャージャーエンジン(最高出力1000馬力)を設定しています。

 装備、走りともに「地上最強SUV」を謳うにふさわしい内容で、価格は17万5000ドルからとなっています。

 そんなタンクに今回追加されたのがプラグインハイブリッドモデルです。給電口は車体運転側のフロントフェンダーにあり、一充電あたりの走行可能距離(EVモード)は30マイル(約48km)です。詳細は公表されていませんが、成り立ちからするとパワートレーンはラングラー4xe(フォーバイイー)と基本的に同じものと考えられます。

 ラングラー4xeは2リッター直4ターボエンジン(最高出力270馬力)と電気モーター2基を搭載。動力用主電池は15.46kWhで、トータルのシステム出力は375馬力です。

 ミリタリー系SUVの最高峰としてメルセデスベンツ「Gクラス」が君臨し、かつては一時期ハマー「H2」がハリウッドセレブらから支持されました。タンクハイブリッドも、同様に熱視線を浴びる存在であることは間違いないでしょう。

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