全長5m超え三菱「究極タフ四駆」初公開! 超オフロード仕様で「北極」目指せる!? 新「トライトン AT35」南アで登場
2023年5月17日、三菱は南アフリカで、ピックアップトラックの世界戦略モデル「トライトン」のカスタム仕様「トライトン Halo AT35」を発表しました。厳しい自然環境での走行にも対応する究極の仕様だといいます。
フルモデルチェンジ目前にして「究極のトライトン」発表!
三菱自動車工業(以下、三菱)の南アフリカ法人は2023年5月17日(現地時間)、ピックアップトラック「トライトン」のダブルキャブ 4WDモデルをベースにしたカスタム仕様「トライトン Halo AT35」を発表しました。
北欧・アイスランドのArctic Trucks社と共同開発されたもので、厳しい自然環境での走行にも対応するものです。
トライトンは、日本では売られていないピックアップトラックですが、アセアンやオセアニアを中心に、中東、欧州、アフリカ、中南米など、世界およそ150の国と地域で販売され、三菱にとって重要な世界戦略車となっています。
現行型トライトンは、2018年にマイナーチェンジを実施し、三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用したスクエアな形状のフロントマスクが特徴です。
ボディサイズは全長5300mm×全幅1815mm×全高1795mm(ダブルキャブ・4WD)で、2.4リッター 直列4気筒ディーゼルターボエンジンと、6速ATもしくは6速MTが組み合わされます。
4WDモデルでは、4つの走行モードを持つ「スーパーセレクト4WD II」を採用し、高い悪路走破性も確保します。
今回、南アフリカで発表された新型トライトン Halo AT35を共同開発したArctic Trucks(北極トラック)社は、その名のとおり、北極や南極での探検家仕様のカスタマイズも手がける四輪駆動車専門のメーカーです。
トライトン Halo AT35は、サスペンションのリフトアップにより車高を約35mmアップ。ブラックのアロイホイールやBFグッドリッチ社製17インチオフロードタイヤと組み合わせ、走破性を強化した究極仕様となっています。
あわせて新デザインのフロントバンパーやホイールアーチの拡大、幅広のフェンダー、Kekoスタイルバー、トノカバーなどを備え、外観上もタフな印象を高めています。
室内も、ソニー製7インチディスプレイオーディオシステムや、特注ステッチ入りレザーシートが備わります。
このほかオプションアイテムとしてルーフラックや、ほこりの多い条件下での吸気や渡河性能を高めるシュノーケル、マッドフラップなどのラリーアートアクセサリーなども用意されるといいます。
三菱・南アフリカ法人のジェフリー・アリゾン氏は、トライトン Halo AT35について次のように話します。
「三菱車は耐久性の高さで知られています。当社のモデルを強化するためには、ユーザーが期待する信頼性を維持できるよう、評判の良いサプライヤーと提携するよう心がけています」
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三菱は2023年3月にタイで行われた「バンコク国際モーターショー」で、新型トライトンを示唆するコンセプトカー「XRTコンセプト」を発表し、2023年中にフルモデルチェンジすることを明らかにしています。
そんななか南アフリカで発表された新型トライトン Halo AT35は、現行モデルのファイナルを飾る特別で究極なモデルとなりそうです。
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