地上最強の「ビースト」日本に現る! アメリカ大統領専用車「キャデラック・ワン」が話題に! G7広島サミットに合わせ複数台上陸へ
大統領専用機は「エアフォース・ワン」という言い方が有名だが…専用車はなぜ「ビースト」(BEAST)と呼ぶのか
その頂点にも相当する地上最強のクルマ「ビースト」とはどのようなクルマなのでしょうか。
まずは、なぜ大統領専用車を「ビースト」(BEAST)というのかを説明します。
実は「ビースト」とはあくまでも愛称で正式な名称(コードネーム)は「ステージコーチ」です。
エアフォース・ワン、マリーン・ワンと同様に、キャデラックをベースとした専用車であるため「キャデラック・ワン」とも呼ばれます。
なお、「ワン」(ONE)とは、大統領専用の乗り物を意味しており、機種や車種にかかわらず「アメリカのトップが乗る」のりものは、「1番」の意味の「〇〇〇〇・ワン」と呼ばれます。すべての乗り物が常時「〇〇〇ワン」を名乗っているわけではありません。
ビーストの愛称がはじまったのは2001年、ブッシュ大統領時代です。
現在、バイデン大統領が使用しているビーストは2018年9月トランプ大統領時代にデビューした3代目となります。
重量は9トン前後という非常に重いものでトヨタ「ランドクルーザー300」やメルセデス・ベンツ「Gクラス」などの重量級SUVがおよそ2.5トン前後なので、ビーストはその4倍近くになります。
「戦車」以上の性能を持つ地上最強のクルマ「ビースト=野獣」という意味をこめて車両の所有者であるアメリカ大統領シークレット・サービスが「the beast」の愛称で呼ぶようになったのが始まりです。
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ところで大統領専用車はどのようなタイミングでリフレッシュされるのでしょうか。
実は約8年ごとに新しくされる決まりがあります。現在のビーストは2018年にデビューしていますから、少なくとも2025年頃までは現在の仕様のままで使用されると考えられます。
大統領が代わるタイミングとはあまり関係がないようですが、内装のクリーニングやシート表皮の張り替えなど傷んだ場所の補修やリフレッシュは随時行われているでしょう。
大統領が代わると大統領の好みに合わせてある程度の仕様も変更されますし、また装甲の仕様なども世界情勢に対応して随時、強化されていると考えられます。
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