人気投票などを経て5作品を選定

「江戸川ナンバー」のデザインの募集が始まりました。東京の江戸川区に愛着がある人ならば誰でも応募が可能です。

　国土交通省は、地域の風景や観光資源を図柄とし「走る広告塔」として魅力を全国に発信できる地方版図柄入りナンバープレートを導入し、2018年10月に交付を開始。現在までに全国58地域が導入しており、2023年10月頃からは新たに10地域も加わる予定です。

　江戸川区では、2022年9月に実施した区民アンケートで1万3755件の回答のうち7割が図柄入りナンバーの導入に賛成しており、「どちらでもよい」を合わせると8割以上になったといいます。

　この結果を踏まえ区は国交省に図柄入りナンバーの導入を申し込み、今回、そのデザインを広く募集することになりました。

　デザインの条件は、区の特色を表現し、地域振興・観光振興に資すると見込まれるものです。プロ・アマを問わず、また、区内在住・在勤・在学でなくても、区に愛着を持つ人であれば誰でも申し込みが可能といいます。

　募集後は、選定委員会が候補5作品を選び、11月頃に区民による人気投票を実施。選定委員会による最終審査と選考を経て、最優秀賞1作品、優秀賞4作品を決定します。最優秀賞は賞金10万円、優秀賞は1万円が贈呈されます。

　最優秀作品を提案デザイン、優秀賞を次点候補作品としたうえで、12月に国交省へデザインを提案し、2025年5月頃からの交付開始を目指します。

　デザイン案の募集締切は2023年6月16日です。区経営企画部企画課の担当者は「多くの方に参加してもらうことで、区への愛着の向上につなげていきたい。江戸川らしさをイメージできる素敵なデザインの応募をお待ちしています」とコメントしています。