クルマの「キラキラ光る窓」は問題ない? 話題の「オーロラフィルム」のメリット・デメリットは? 施工業者に聞いた!

透過率が問題なくても車検を断られることがある?

 さらに車検を受ける際、可視光線透過率に問題がなかったとしても、ディーラーや民間車検工場が社内の規定によって受付しない事例も起きているようです。

 その理由に関して前出の担当者は、以下のように説明します。

「ディーラーでは、フィルムを取り付けることによって衝突防止カメラやセンサーなどの車載装置が作動しなくなることを考慮していたり、安全面を保障できないということから、そもそもカスタム車自体の入庫を断っているケースがあるためです」

街中で見かけるギラギラとしたウインドウ、「オーロラフィルム」は可視光線透過率が70%以上なら問題はない(画像提供:株式会社ウエラ名古屋)
街中で見かけるギラギラとしたウインドウ、「オーロラフィルム」は可視光線透過率が70%以上なら問題はない(画像提供:株式会社ウエラ名古屋)

 その他、オーロラフィルムの施工にかかる時間や費用について、担当者は次のように話しています。

「フロントガラスと運転席および助手席の窓ガラスの3面であれば、当日仕上げが可能です。

 費用に関してはクルマの車種、年式などによって変わってくるため、ホームページで価格を確認していただくか、お問い合わせいただければと思います」

※ ※ ※

 オーロラフィルムは紫外線や赤外線カット機能だけでなくさまざまな色味を楽しめるため、特にクルマの見た目を重視するユーザーから人気があります。

 ただし、フィルムの施工業者や車検業者が限られる可能性もあるため、施工を検討する際には各業者の対応状況などをよく確認しておくと良いでしょう。

【画像】見方によって「ギラギラ感」凄い! オーロラフィルムとはどんな物なの?(12枚)

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Writer: 元警察官はる

2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。

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