クルマの「キラキラ光る窓」は問題ない? 話題の「オーロラフィルム」のメリット・デメリットは? 施工業者に聞いた!
最近見かける機会が増えてきたフロントウインドウがキラキラしたクルマ。それらは「オーロラフィルム」と呼ばれるものを施工している場合があります。では、このフィルムとはどのようなものなのでしょうか。
話題の「オーロラフィルム」は紫外線カットや赤外線カット効果も?
クルマで街を走っていると、フロントウインドウに色がついたフィルムを貼っているクルマをときどき見かけます。
中には天気や見る角度によって色が変化する「オーロラフィルム」を使用しているクルマもありますが、このフィルムにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
ユーザーの中には、クルマのドレスアップや車内に入る紫外線をカットするといった目的でフロントガラスや運転席、助手席の窓ガラスにカーフィルムを貼っている人がいます。
カーフィルムにも透明なタイプやスモークタイプのものなど色々な種類がありますが、最近よく見かける特徴的なフィルムとしてオーロラフィルムが挙げられます。
オーロラフィルムは天候や見る角度によって色味が青色や紫色、緑色など虹のように変化するフィルムであり、その見た目の美しさに惹かれて施工するユーザーもいます。
クルマのフロントガラスや運転席、助手席の窓ガラスは運転中の視界を妨げることがないよう、法律によって可視光線透過率(外の光を通す割合)が70%以上と規定されています。
そのなかで、このオーロラフィルムは比較的高い可視光線透過率を保ちつつ、窓ガラスを綺麗にドレスアップできるのが特徴です。
では、このオーロラフィルムには具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
愛知県日進市でカーフィルムの施工やカーコーティングなどを手がけている株式会社ウエラ名古屋の担当者はオーロラフィルムのメリットに関して以下のように話します。
「オーロラフィルムにはさまざまな種類がありますが、いずれのフィルムも紫外線のカット率が99%もしくは100%と高くなっているほか、赤外線をカットする機能により遮熱効果もあります。
車内の暑さが軽減されるかについては、感じ方に個人差があるため一概には言えませんが、フィルムを貼ることで赤外線は確実にカットされています」
またユーザーがオーロラフィルムを選ぶ理由については、次のように話しています。
「紫外線カットやクルマの遮熱を考えて施工するというよりも、窓ガラスに綺麗な色味を出したいという理由で注文する人が多く、当社で扱っているブレインテック社のオーロラフィルムが人気です」
一方、オーロラフィルムの施工に関するデメリット(注意点)に関しては以下のように述べています。
「オーロラフィルムを取り付けると、純正ガラスだけの場合と比べてどうしても可視光線透過率は下がります。
つまり、もともと純正ガラスの可視光線透過率が低く、オーロラフィルムを貼り付けると透過率が70%未満になるケースでは施工できません。
窓ガラスの透過率は車種や年式、グレードによってそれぞれ異なるほか、同じ車種でも年式によって違いがあるため、施工前に透過率をきちんと計測することが大切です」
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また、担当者は「カーフィルムの業界ではまだオーロラフィルムが浸透しているとは言いがたく、施工の難易度も透明フィルムなどと比べて上がるため、業者によってはオーロラフィルムの施工を断る場合もあります」とも話しています。
国土交通省リンク先https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr7_000007.html 「窓ガラス」の項目、透過率70%以上が求められていますがオーロラフィルムは透過率は良くても視界遮断性が高く今問題になっています。
今までは室内側からの透過率で測定してたけど
全国統一で両面からの透過率測定装置で計測になるので実質的にフロント3面は透明なフィルム以外は車検に通らなくなると先日に決まりましたよね!
警察も随時その装置を導入してくるだろうから、集中的に取締りがされるでしょうね!