女性向けの「軽自動車」誰が乗ってもいいんじゃない?「かわいい軽は何が良い?」男性オーナーに聞いてみた!
かわいい軽の条件とは?
軽自動車の規格は、全長3.4m以下×全幅1.48m以下×全高2.0m以下、排気量は660cc以下、そして乗車定員が4名まで。
人気のスーパーハイトワゴンは、「全高2.0m以下」を上手に解釈して背を高く設定したことで、クラスを超えた居住空間を生み出しています。
スーパーハイトワゴンが登場し始めたころは、個性派軽と認識されていましたが、ほかの手法で個性派軽を演出すべく考えられたのが、丸目に格子型グリルを組み合わせた、いわゆる「レトロ調」デザインの装飾を採用したモデルです。
そもそもはベースとなる軽自動車の特別仕様でしたが、1993年に登場したスバル「サンバー・ディアス・クラシック」を皮切りに、次々とレトロ調デザインの軽自動車が誕生。そして「レトロ調軽自動車」が人気と注目を集め、新ジャンルとして確立されました。
かわいい軽はここにルーツがあるのは間違いないところ。当初は一部の外装パーツを装着する程度だったものが、いまでは外装はもちろん内装にまで独自のデザインを採用し、より洗練されたかわいい系へと進化しています。
なかでも人気なのが、スズキ「ラパン」や「ワゴンRスマイル」、ダイハツ「ムーヴキャンバス」です。
その特徴は、まずボディラインが曲線調の丸みを帯びた形状であることや、丸目ヘッドライトの採用が挙げられるでしょう。
車種によっては、パステルカラーやツートンのカラーリングを採用することで、「優しさ・手軽さ・扱いやすさ」というイメージを押し出し、「かわいい」を最優先させた作り込みが特徴となっています。
また、細かいディテールにこだわった装備も魅力です。たとえば、ラパンには、肌や髪にも優しい「ナノイーX」搭載のフルオートエアコンを上級グレードに設定。
ムーヴキャンパスは、保温機能付きの「ホッとカップホルダー」を搭載。また後席の座面下に引き出し式のボックスを配置するなど、収納スペースを多く設けるアイデア満載の装備もあります。
しかし、この専用装備を見ていくと、女性しか恩恵を受けないわけではなく、男性でも便利だったり快適だったりする装備ばかりなので、通常モデルにも積極的に標準化してほしいと思う人も多いでしょう。
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「かわいい」デザインは、いまや男女共通。もはや「男性目線・女性目線」といった視点ではなく、「ジェンダーレスでの使いやすさ」が求められているのかもしれません。
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