WRC（FIA 世界ラリー選手権）で活躍するカッレ・ロバンペラ選手が日本のドリフト競技に参戦することが明かされました。

　日本発祥と言われるドリフト競技ですが、アメリカでも人気の高く、「フォーミュラドリフト」というイベントが開催されています。

　その日本版となる「フォーミュラドリフトジャパン」の2023年5月20日・21日にエビスサーキット（福島県）で開催されるシリーズ第2戦にカッレ・ロバンペラ選手が「GRカローラ」で参戦することが明らかになりました。

　カッレ・ロバンペラ選手は、実父もWRCで活躍したサラブレッド家系のラリードライバーです。

　2020年から TOYOTA GAZOO Racing World Rally TeamにてWRCのトップカテゴリーへフル参戦すると、翌2021年にはWRC優勝の最年少ドライバー記録を更新。

　さらに2022年には6勝をあげて最年少シリーズチャンピオンに輝いたばかりの新星ですが、今回はWRCシーズンの合間を縫って参戦すると言います。

　カッレ・ロバンペラ選手は、ドリフト競技にも強い関心を持っており、ヨーロッパの「ドリフト・マスターズ・ヨーロピアン・チャンピオンシップ」にも出場しています。

　今回の参戦は、チーム名にカッレ・ロバンペラ選手の愛称「KR69」をあしらい「KR69 CUSCO Racing」として、参戦マシン名は「Red Bull GR COROLLA」となっています。

　パワートレインはHKSが手がけ、1000馬力以上のパワーを発揮する2JZGTEエンジンに換装し、タイヤとホイールは「YOKOHAMA／ADVAN」が供給しています。

　世界最高峰のラリー競技となるWRC仕込みの超絶テクニックをドリフト競技でどのように披露するのか、注目です。