2023年4月26日、トヨタの南アフリカ法人は、「State of the Motor Industry (SOMI)」にて、2023年第2四半期に投入すると発表していた、新型SUV「アーバンクルーザー」を発売しました。

　アーバンクルーザーは、南アフリカ市場に2021年に登場されて以来、競争の激しいB-SUVセグメントで一貫して販売台数1位となっており、19%の市場シェアを達成するなど人気を博しているSUVです。

　トヨタによれば、南アフリカでも手頃な価格でスペースを確保する必要性が高まっていることや、見晴らしがよく最低地上高の高いSUVが好まれることなどから、ハッチバックからクロスオーバーSUVへの継続的なシフトが起こっているといいます。

　そんななか登場した新型アーバンクルーザーは、トヨタがスズキと共同開発し、インドで生産されるSUVです。

　そのエクステリアは、その名に恥じない都市に似合う精悍なデザイン。グリルからつながるヘッドライト中央のメッキパーツや大きめのロアグリルなどが特徴的です。

　インテリアでは、サテンメッキのトリムを多用した、シンプルながらも高級感のある仕上がりです。

　ボディサイズは全長4365mm×全幅1795mm×全高1635mmと、国内で販売されている車両でいえばトヨタ「ヤリスクロス」と「カローラクロス」の中間に位置するサイズ感。ホイールベースは2600mm、最低地上高は210mmに設定されています。

　パワートレインには、最高出力約104馬力・最大トルク138Nmを発揮する1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載。トランスミッションが5速MTと4速ATから選択が可能で、前輪を駆動します。

　インド仕様に用意される1.5リッターエンジンにTHS（トヨタハイブリッドシステム）を組み合わせ、システム最高出力約113馬力を発揮するハイブリッドモデルや、CNG仕様車は用意されない模様です。

　価格は、MTモデルが32万9400ランド（約239万円）から、ATモデルが36万9900ランド（約269万円）からです。