860馬力超え! 超ド級カスタムで空も飛んじゃう!? 旧車なスバル「レオーネ」激ヤバ改造車を北米法人が紹介
1980年代に登場したスバルのステーションワゴンにド派手なエアロと800馬力超えのエンジンを搭載したモンスターマシンを、スバル北米法人が紹介しています。
ド派手すぎ! 800馬力超え「レオーネ」をスバル北米法人が紹介!
スバルは長年、「レヴォーグ」や「レガシィ ツーリングワゴン」など、ステーションワゴン車を販売しています。
水平対向エンジンやAWDをはじめ、スバル車に共通する特徴を実用的なワゴンボディに展開していますが、いまや旧車ともいえるスバル初の乗用ステーションワゴン「レオーネ ツーリングワゴン」を“ド派手”に改造したクルマが2022年12月に登場しました。
スバルの北米法人は2022年12月6日、ラリードライバーのトラビス・パストラーナ氏が操るマシンが、南フロリダの街をドリフト走行したりジャンプをするなど、巧みなドライビングテクニックで曲芸走行する動画を公開。
このマシンは「Subaru Family Huckster(スバル ファミリー ハックスター)」と名付けられ、ベースは「GLワゴン(日本名:レオーネ ツーリングワゴン)」で、1983年に米国のスキーチームがオフィシャルカーとして使用していたものでした。
しかし、その中身はGLワゴンとは別モノで大幅にモディファイが施されています。
エンジンはラリークロス競技で使用されたものに基づき、最高出力862馬力・最大トルク664lb-ftまで高められた2.3リッター水平対向4気筒ターボエンジンを搭載。これに6速シーケンシャルギアボックスが組み合わされ、4輪を駆動します。
冷却用のラジエーターはリアに移動され、サスペンションはジャンプが可能なように、ロングストロークのものが組まれています。
エクステリアは、オーバーフェンダーなどド派手なボディキットが組まれ、GLワゴンの雰囲気はところどころに感じられるものの、原型からはかなりかけ離れたと言える仕上がりです。
ユニークなのは、このボディキットに組み込まれた油圧および電動で動くエアロパーツです。前後オーバーフェンダーには、自動制御の油圧式エアロフラップを、ルーフ上には電子制御されるアクティブエアロリアウィングが取り付けられています。
動画内ではブレーキングのたびにこの電動エアロパーツが開閉し、空力的に制動力を得ているシーンが映し出されています。
インテリアには、GLワゴンに新車当時装着されていたレトロなカセットデッキがカーボンのトリムを装着してダッシュボードに搭載され、ステアリングホイール裏の12インチの画面には、スバルの1980年代の電子ダッシュボードを模してプログラミングされた画面が映し出されるなど、独特の「ネオレトロ」を感じさせるデザインです。
実はこの動画は、数多くの曲芸走行を手掛ける「フーニガン」も協力。
ビーチが美しい南フロリダの街をドリフト走行するだけでなく、ジャンプして空を飛んだり、時には戦闘機と並走する様子が映し出されています。
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今回の動画について、トラビス・パストラーナ氏は次のようにコメントしています。
「このジムカーナのビデオ制作は、ベースジャンプで骨盤を骨折したことを除けば、前作よりもさらに楽しいものになりました。スバル ファミリー ハックスターは、今まで乗ったクルマの中でも一番楽しくて、病みつきになりそうです。
今回はスタントでさらにクリエイティブになるいいチャンスだったし、大好きな人たちにカメオ出演してもらえたのも嬉しかった。見ている皆さんにも楽しんでもらえたらと思います。
そして、なんといってもクルマには驚かされました。本当に壊そうとしたのですが、そのまま走り続けてくれたのです」
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動画は、フーニガンの公式YouTubeチャンネルで公開中です。
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