ドライブ中に「クマ・シカ出現!」どうする? 暖かくなると人里にも! 遭遇時のNG行為や対処法は?
動物と衝突事故を起こしたら…どうすればいいの?
そのほか、市街地にはクマだけでなく野生のシカが現れるケースもたびたび報告されています。
シカは元々おとなしい動物ですが、臆病な性格でもあるため急に近づいたり、大声を出して驚かしたりすると突然走り出して危険な行動をとる可能性があります。
クルマを運転中にシカを見かけた場合もクマと同様、むやみに近づかず、別の道を通るようにするなど冷静な対応をとりましょう。
また、シカに限った話ではありませんが、野生動物は病原菌を持っていることがあるため、おとなしい動物でも触らないこと、触ってしまった場合には手洗い・うがいをするといった措置が大切です。
もしクルマを運転中に野生動物と衝突した場合には、交通事故として警察に連絡する必要があります。
基本的に事故処理の対応は一般的な事故と変わりませんが、相手に事故の責任を問えないため、クルマの修理費用などはドライバー自身で支払うか自動車保険を利用しなければいけません。
衝突した動物については、生きているか死んでいるかにかかわらず素手で触らないようにします。
野生動物が生きていれば動物病院や保護施設に運んだり、死んでいれば道路管理者や自治体が処分するなどの対応が考えられますが、まずは駆けつけた警察の指示を仰ぐと良いでしょう。
野生動物が飛び出してくる可能性のある道路には「動物が飛び出すおそれあり」の警戒標識が設置されている場合もあるため、急な飛び出しに備え、スピードを落として走行することも肝要といえます。
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春になると気候が暖かくなり、野生動物が食料を求めて人里に下りてくることも珍しくありません。
山間部の道路をクルマで走る際には事前に野生動物の出没情報を確認しておき、万が一遭遇した場合でも動物を刺激しないよう落ち着いた対応を心がけましょう。
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