わざわざ立ち寄りたい価値アリ「オススメ SA・PA」5選! GWの行楽や観光にピッタリ
SAはもはやアミューズメント!グルメやレジャーも楽しめる
グルメだけでなく、施設全体の雰囲気も良いSA・PAでは、訪れるだけでも楽しい気分を味わえますが、なかにはもはや「テーマパーク」とも呼べそうな施設も存在します。
■中央自動車道・諏訪SA(上り・下り)
ユーミンの愛称でも知られるシンガーソングライター、松任谷 由実氏の名曲「中央フリーウェイ」の舞台にもなった中央自動車道は、東京都心の高井戸ICから愛知県小牧市の小牧JCT、および途中の大月JCTから分岐して山梨県富士吉田市にある富士吉田ICに至る路線からなる、歴史ある高速道路です。
途中の大月ICで富士五湖有料道路とも連結し、富士山や富士五湖周辺への行楽には欠かせない高速として、利用したことがある方も多いでしょう。
この中央道には「海老名SA」に匹敵する人気を誇る「談合坂SA」がありますが、今回のおすすめはさらに遠くまで足を運んででも訪れてほしい「諏訪SA」です。
このSAのウリは、眼下に広がる雄大な諏訪湖の眺望と併設される温泉施設。「ハイウェイ温泉諏訪湖」と名付けられた温泉は10時から22時(休祝日は9時から22時)まで利用可能。
たとえば行楽の帰りに大渋滞が発生している場合などは、温泉で疲れを癒してから時間調整できるなどいろいろな活用法がありそうです。
■上信越自動車道・横川SA(上り)
最近の若者たちにとって「昭和」を感じさせるモノ・コトは「エモい」のだとか。
そんな「昭和感」に浸れるスポットが、群馬県の藤岡JCTから長野県長野市を経由し新潟県の上越JCTまでつながる上信越自動車道の「横川SA」(上り)です。
昭和30年代はまだ高速道路も普及しておらず、メインの交通機関は鉄道でした。そして鉄道で欠かせないグルメが駅弁で、付近に存在していた信越本線横川駅で販売されていたのが、いまでは全国区となった人気駅弁『峠の釜めし』です。
この人気駅弁を、昭和30年代当時使用されていた信越本線とほぼ同型の車両を、イートインコーナーとして利用できます。旅の醍醐味の1つであるご当地グルメ狙いなら、ぜひとも立ち寄ってほしいSAです。
■新名神高速・宝塚北SA(上り・下り)
宝塚北SAは、宝塚市中心部にある「花のみち」周辺の南欧風の景観をモチーフにした「宝塚モダン」の外観が特徴的なSAとなっています。
その外観の美しさで2018年のオープン当初は、西日本最大クラスの広さ(駐車台数約400台)にも関わらず満車状態になったほどです。
宝塚北SAの最大の魅力は、やはり施設そのものの美しさ。南欧風の建物は旅情気分を盛り上げてくれます。しかも大阪市内から約30分というアクセスの良さなのも魅力。
さらに「宝塚」と言えば宝塚歌劇団が有名ですが、実は漫画界のレジェンド、故手塚 治虫氏ゆかりの地としても知られています。
その縁もあって、敷地内には手塚氏が手がけた漫画のキャラクターのトピアリー(常緑樹を刈り込んで作られた造形物)やオブジェが配置されています。等身大の「リボンの騎士」も設置されているのだとか。
またドッグランも併設され、高速道路の休憩所というよりむしろ行楽の目的地として1日中楽しむことができそうです。
※ ※ ※
SA・PAはここ10年ほどで劇的な進化を見せており、一般的な観光地よりも眺望も良いことも珍しくありません。
しかも設備は充実、お土産も限定グッズが購入でき、駐車場代がかからないメリットも付いてきます。さらに帰路もそのまま高速を走るだけでいいという、ある意味最強のレジャースポットになりつつあります。
これから行楽を計画する際には、趣向を凝らした設備やサービスで存分に楽しめる魅力的なSA・PAを目的地としてお出かけしてみてはいかがでしょうか。
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