「どっちに行けば…」 突然高速道が左右に分岐!? なぜルートが分かれる? その理由とは
高速道路を走っていると「右ルート」と「左ルート」に分かれる区間があります。なぜこのような区間があるのでしょうか。
中央道、東名、名神などに左右のルート分岐がある、なぜ?
高速道路を走行していると、突如として左右にルートが分かれる場所が現れることがあります。
そうした場合、左右のどちらを通っても最終的には同じ道に合流しますが、なぜあえて左右に分かれるルートになっているのでしょうか。
例えば、中央道の下り線を走行していると、談合坂SAを過ぎたあたりで道が左右に分かれます。
左右で全く違う場所に進むのではなく、しばらく走ると大月で左右が合流、再び1本の道に戻ります。
左右のルート分岐がある高速道路は、中央道のほかに、東名と名神が挙げられます。
中央道下り線の分岐は、上野原IC~大月ICの間にあり、その距離は約44.8km。
先述のように談合坂SAから少し走ると、左右にルートが分かれます。途中で左右のルートが並走する形になり、大月ICの手前で合流します。
一方の東名では上下線にルート分岐があります。
東名上り線の分岐は静岡県の日本坂トンネル付近で、日本坂SAを過ぎた先でルートが左右に分かれています。
そのままそれぞれのルートは日本坂トンネルに入り、トンネルを抜けた先で合流する形です。分岐距離は約3.6km。
東名下りのルート分岐は大井松田IC~足柄ICの間に存在します。
大井松田ICを過ぎてしばらくするとルートが左右に分岐し、足柄SAの手前で合流。
その距離は約19.3km。神奈川県から静岡県に入るまで続きます。
東名下り線の鮎沢PAに入るには、左ルートを走る必要があるので注意しましょう。
名神では、上下線ともに京都南IC~茨木ICまでの区間にルート分岐があります。
いずれも天王山・梶原トンネル付近で分岐しており、その距離は約8kmにわたります。