EVトラック「eCANTER」フルモデルチェンジ! 最大航続距離は324㎞まで拡大!? 従来車との違いを実体験してみた!

2023年の3月に三菱ふそうトラック・バスは、EVトラック「eCANTER(イー・キャンター)」をフルモデルチェンジして受注を開始していますが、今回は栃木県にある三菱ふそう喜連川研究所にてメディア向け試乗会が行われました。

「eCANTER(イー・キャンター)」の最大走行可能距離は324km!?

 三菱ふそうトラック・バス株式会社は、2023年の3月にEV(電気自動車)トラック「eCANTER(イー・キャンター)」をフルモデルチェンジして受注を開始しています。
 
 従来モデルからバッテリーや駆動系を一新してEV車としての航続距離を向上させただけでなく、寒冷時の充電作業や運転するドライバーのサポート機能、先進安全機能を大幅に拡充しており、EVとして環境への配慮だけでなく、商用車としての利便性も高めた新しいトラックとなっています。
 
 4月14日には新しい「eCANTER」の性能を実体験してもらおうと、栃木県にある三菱ふそう喜連川研究所にてメディア向け試乗会が行われ、そこで見てきた新しいEVトラックの姿を紹介していきましょう。

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 eCANTERが初めて登場したのは2017年のことで、EVトラックで量産化されたのはこれが国内初です。

 電動化による恩恵は、排気ガスを一切出さないゼロエミッションだけでなく、振動や騒音の低減によるドライバーや走行環境への配慮にも繋がっています。

 2023年3月に登場した最新モデルは3代目となり、フルモデルチェンジと銘打つだけあって、従来モデルよりも多くの部分に変更が加えられています。

 特にEV車としては肝となるバッテリーと駆動系が刷新されており、航続距離を含めた性能の大幅な向上と、車両サイズと性能が異なる様々なラインナップの拡充がされているのがポイントです。

 いちばんの特徴はバッテリー部分のモジュール化で、標準はバッテリーが1個のみですが、シャシーの大きさに合わせて最大3個を搭載できます。複数搭載することで航続距離を伸ばしているといいます。

 バッテリー1個を搭載したSサイズの走行可能距離は116kmですが、2個搭載のMサイズは236km、3個搭載のLサイズは324kmとそれぞれ拡大しており、大型モデルではEVトラックとして長距離輸送にも対応できるそうです。

 また、従来の車両総積載量(GVW)5tクラスの他に、6tから最大8tまで複数のモデルがラインナップ。

 初代、2代目では1型式しかありませんでしたが、最新モデルでは28型式にまで拡大しており、ユーザーは航続距離や積載量などから使用用途に合ったベストなモデルを選ぶことができます。

 これまでのeCANTERは電動化したこと自体が一番の特徴でしたが、新しいモデルではバリエーションの拡充によって小型トラックを利用するユーザーの需要に広く対応できるようになり、より実用性を高めたといえるでしょう。

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