4WD車は万能じゃない!? アウトドア時の「油断」は禁物…過去には死亡事故も 悪路や河川で気をつけるべきコトは

河原や河川は…特に注意! 何に気をつけるべき?

 砂浜に次ぐ、4WDの危険スポットは河原。

 BBQやキャンプに行くと走る機会が多い場所です。特に、砂利と砂が混じったようなエリアはスタックの危険性が高くなります。

 また大きな石が転がっている場所では、十分な最低地上高がないクルマだと車体下に石を抱え込む“カメの子”スタックになることも。

 オートキャンプ場にも危険スポットはあります。

 例えば草地の斜面。草地のキャンプサイトは朝露や雨に濡れると摩擦係数が大幅に下がり、オンロード系タイヤではトラクションが低下します。

 ちょっと起伏があるだけでも、四輪の接地性が落ちることから、登りではスタックすることが珍しくありません。

 キャンプ場に行くと、そのような場所でタイヤが掘ってしまった跡を頻繁に見かけます。場所によっては、未舗装の林道を通っていくことがありますが、降雨の後にできる深いぬかるみも要注意ポイントです。

 斜面から土砂が流れてきた場所にぬかるみができることが多いのですが、4WDでもオンロード用タイヤでは轍の中で前進できなくなることがあります。

 こうした場所では、できるだけ道の中央部を避けて、路面が堅い脇のラインに片輪を乗せて走るのが安全です。

雨天時や雨上がりのぬかるんだ路面は要注意!
雨天時や雨上がりのぬかるんだ路面は要注意!

 キャンプ場によっては、河川の中を渡ってキャンプサイトに行くことがあります。大抵は、2WDでも難なく渡れることが多いのですが、時として状況が変わることがあります。

 これから夏に向かって川床に藻や苔が多く発生しますが、それがタイヤ空転の原因になります。

 水の浮力が働くので、タイヤのトラクションも低下します。無理にアクセルを開くと、川床の砂や泥を掘り出してしまい、これもスタックに原因になることがあります。

 4WDのイメージにありがちですが、激しく水しぶきを上げながら、川の中を走るのもNGです。

 エンジンが水を吸って、止まる原因になり、ディーゼルエンジンでは「ウォーターハンマー現象」という最悪のケースに繋がります。

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2件のコメント

  1. まあ、自分が軽SUVの記事によく書いている事ですね。
    4WDが万能じゃないというよりも、SUVってウリにしている車でも「なんちゃってSUVは要注意」なんだけど。
    中には4WDの軽トラ以下の走破性しかない車もありますから。それに例えジムニーが軽最強でも、ドライバー次第ではその軽トラ以下になってしまうこともありますよね。
    立派な性能の車がひっくり返っていたり、転落していたり、路肩に突っ込んでいたりするのを散々見ている訳ですが、単純に「うっわ、(運転しているヤツ)だせぇ」と思われる訳ですよ。
    要するに、自分の車がどんな事まで可能かどうかを理解して運転することが大事って話です。試すなら徐々にです。いきなり万能だと思って過信してると経験値がないまま車を駄目にしちゃう。

    そういえば、RVのレンタカーを借りた客が泥遊びでエンジンルームまで泥だらけにされた事件もありましたね。ランクルでしたっけ?。レンタカー会社も4WDを貸す時には注意しないとね。腹とかガリガリに擦って返されたら泣きますよね。

    あと、これからゲリラ豪雨の季節ですよ。道路が冠水している時に、高車高の車で無理に水を漕いで運転すると廃車になってしまう上に、ドアが水圧で開かず、浸水で電装系逝って窓も開かずに流されて溺死ってことに成らないと良いけど。(ほい、ネタ投下)

  2. 高めの段差は腹擦りすることがあるからジャンプして超えたいんだけど、ジャンプして超えられるような車が減りました。耐水深は書いてある車はありますが、何センチまでジャンプできるかを書いてある車がないのが残念です。オフロードバイクなら屋根の高さぐらいからの落下試験はやってると思うんですが、四駆の場合は何メートルからの落下試験をやっているのでしょうかね。クロカンやっていると1mぐらいは飛びたいと思う時があります。

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