今のクルマは「暖気」必要? 準備運動ナシで大丈夫? メーカーの答えとは…
基本的に今のクルマは暖機運転は必要ない?
では、今も暖機運転をする必要はあるのでしょうか。
某自動車メーカーの整備士に聞いたところ、「今の新しいクルマでは、暖機運転は必要ない」と話しています。
というのも、最近のクルマは最新の技術で燃料の噴射量が制御されており、オイルも低い温度でもスムーズに流れるように進化しているからです。
また、オイルが循環しやすいよう設計されているのも、現在は暖機運転が必要ない理由のひとつだといいます。

実際に、トヨタ、ホンダなどのメーカーホームページには「暖機運転は不要」と記されています。
しかし、暖機運転が必要な場合もあります。
例えば、気温が0度以下という極端な環境や長期間動かしていないケースでは、しばらくエンジンを温めてから走行することが勧められる他、また、旧車では変わらず暖機運転は重要です。
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以前は当たり前のように行われていた暖機運転ですが、エンジンやオイルの進化により、現在では行う必要はありません(極端なシチュエーションを除く)。
暖機運転でしばらくアイドリング状態を維持していれば、それだけ燃料を消費する他、都道府県によっては「アイドリング禁止」の条例も存在。
その点を踏まえても今のクルマで暖機運転をする意味はあまりないと言えるかもしれません。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。































