今のクルマは「暖気」必要? 準備運動ナシで大丈夫? メーカーの答えとは…

以前はクルマを走らせる前に「暖機運転」をすることが勧められていました。しかし、最近ではあまりそのような話は聞かなくなりました。もう暖機運転は必要ないのでしょうか。

今の車は暖機運転は必要ない?

 かつてクルマを運転する前には乗る数分前からエンジンをかけて「暖気運転」をする行為が見かけられました。
 
 しかし、最近では暖機運転をする光景は見かけなくなっています。いまのクルマでも昔同様に暖機運転が必要ではないのでしょうか。

昔のクルマは暖気運転が必須だった? でもいまのクルマは暖気運転をする必要はない?
昔のクルマは暖気運転が必須だった? でもいまのクルマは暖気運転をする必要はない?

 以前は車を走らせる前に「暖機運転」をすることが勧められていました。

 しかし、最近ではあまりそのような話は聞かなくなりました。

 もう暖機運転は必要ないのでしょうか。

それとも、実は話が表に出ていないだけで、実は以前と変わらず暖機運転は必要なままなのでしょうか。

 暖機運転は、「始動後にエンジンの負荷がかからないようゆっくりと走り、各部を温める」のと、「アイドリング状態をしばらく維持し、エンジンなど各部を温める」との2つの方法があります。

 暖機運転の定義について語るとややこしくなりますが、いずれも「エンジンを温める」のが目的です。

 エンジンが冷えている状態では、各パーツやエンジンオイルも冷たいままです。

 エンジンに燃料を噴射する装置がスムーズに動作しにくく、またエンジンオイルも流れにくい状態となります。

 準備運動なしに全力疾走するのと同じで、エンジンに大きな負荷を掛けてしまうのです。

 しかし、エンジンを温めることでオイルの温度も上がり、各パーツにスムーズにオイルが流れるようになります。

 このようにエンジンがスムーズに動くよう準備運動をするのが暖機運転の目的です。

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