レクサスが高級ミニバンの新型「LM」世界初公開! 世界戦略車となる「2代目」は日本導入も! 気になる価格は? 開発責任者に問う

豊田章男氏の評価は? そして気になる価格はどのくらい?

―― マスタードライバー・豊田章男の評価はどうでしたか? 豊田氏はヴェルファイアに乗るリアルユーザーの1人です。

 横尾:試乗後に一言「これは凄い!!」と。私は誉め言葉だと解釈していますが、最後の最後まで作り込みを行なっています。

―― 中国を皮切りに順次発売が行なわれると思いますが、日本はいつ頃ですか?

 横尾:2023年の秋ごろを予定しています。モデルはLM500hの4人乗り仕様のみの設定です。

―― 価格的はLSに近いと予想していますが、それと並ぶ存在だと思っていいですか?

 横尾:今、レクサスは「電動化」、「知能化」、「多様化」を3つの柱にしています。

 その中で多様化を担うのがLMです。価格はまだ言えませんが、ラグジュアリームーバーと呼ぶからには、ハイエンドのお客様の選択肢になる設定になると思ってください。

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―― もちろん、ショーファーニーズが多いと思いますが、どのような人に乗ってもらいたいですか?

 横尾:オーナーの方は後席に乗る機会が多いでしょうが、大事な方を乗せ自ら運転もしてくれると嬉しいですね。

 フロントシートもリアシートどちらでも楽しい、そんなクルマに仕上がっていると自負しています。

―― 日本でも非常に高い反響ですが、「どれだけ作れるか?」は、今から心配です。

 横尾:難しい問題ですが、できるだけご迷惑をおかけしないように努力いたします。

※ ※ ※

 上海モーターショー2019で初代LMが登場してから4年で2代目へとフルモデルチェンジした新型LM。
 
 これまでのアジア向け高級ミニバンからグローバルに向けた高級ミニバンとなることで、市場からどのような反響を受けるのか、今後の動向も注目です。

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Writer: 山本シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるために「自動車研究家」を名乗って活動中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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