レクサスが高級ミニバンの新型「LM」世界初公開! 世界戦略車となる「2代目」は日本導入も! 気になる価格は? 開発責任者に問う
レクサスは中国・上海モーターショーでショーファー需要に対応する新型ミニバン「LM」を世界初公開しました。
レクサス新型ミニバン「LM」世界初公開! 開発責任者に色々聞いてみた!
中国・上海モーターショーで世界初公開された2代目となるレクサス新型「LM」。
レクサスは「高級ミニバンではなく『ラグジュアリームーバー』として開発した」と語っていますが、どのようなこだわりが込められているのでしょうか。
そんな新型LMですが、開発の陣頭指揮を取った横尾貴己さんに話を伺いました。
―― 横尾さんは以前「LX」の開発責任者としてお会いしていますが、いつ頃LMの開発責任者に代わられたんですか。
横尾:実は代わったのではなく、両モデルの開発責任者を兼務しています。
―― 初代は中国を中心にアジア圏内での発売でしたが、2代目は日本を含めグローバルに展開を行なうモデルです。開発する上で大事にした事は何でしょうか。
横尾:初代は「中国の現地のお客様の声にいかに早く対応するか」と言うことで時間を重視して導入したという背景がありましたが、その価値はシッカリと認めてもらったと思っています。
そんな評価からそれ以外の地域からの要望も大きかったため、2代目はグローバルモデルとして開発を進めました。
――日本はもちろん、欧州でも発売が行なわれますが、開発する上で特に意識した所は?
横尾:2代目としての進化はもちろんですが、「新世代レクサス」と言う部分は特に意識しました。
ちなみに2代目はミニバンではなく「ラグジュアリームーバー」として開発しており、デザイン/走り共にレクサスの世界観を色濃く盛り込ませています。
―― エクステリアは新世代レクサスを象徴するスピンドルボディが特徴ですが、初代よりも少し優しい顔になった気がします。
横尾:スピンドルボディのモチーフを取り入れているのはもちろんですが、「ミニバン=顔が命」からの脱却の意味も込められています。
―― ミニバンはサイドビューが平面っぽくなりがちですが、LMは抑揚がシッカリ出ているような気がしました。
横尾:そう言っていただけると嬉しいですが、上部のキャラクターラインは直進安定性、下部のスカートはロールを抑える効果がある気の部品でもあります。
40mmの全幅拡大はデザイン代だけでなく走りの部分(トレッド拡大)にも活きています。
―― インテリアは次世代レクサスの「TAZUNAコンセプト」を踏襲したデザインですが、個人的には「NX/RX」よりもバランスが整っているように感じました。3列シート(6/7人乗り)も設定されますが、やはり注目は4人乗り仕様だと思います。専用のキャプテンシートに48インチの大画面モニター、そしてパーティション。まさに動くパーソナルスペースと呼びたいくらいです。
横尾:シートはもちろんリモコンやシェードなどを含め、左右の席を「独立したパーソナル空間」にすることを意識しました。
ちなみに48インチモニターは左右分割で独立したコンテンツの表示も可能です。
VIPは後席に1人で乗るケースが多いですが、親しい人を乗せた時に片方の人の操作のためにもう片方の人を邪魔してはダメですよね。
―― ドアはeラッチの採用に加えて、フロントはイージークローザー、スライドドアは電動式を採用されています。
横尾:スライドドアの開閉スイッチはオーバーヘッドにレイアウト。操作は所作も含めてスマートにできるようにしています。
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