パワートレインはどうなったのでしょうか。従来モデルは、仕向け地によって異なりますが、2.5リッター直列4気筒ハイブリッドや3.5リッターV型6気筒ガソリンがラインナップされていました。

　新型LMは2.5リッター直列4気筒ハイブリッドに加えて2.4リッター直列4気筒ターボハイブリッドを設定。

　日本では新たに設定された2.4リッターターボハイブリッドの4人乗り仕様から導入される予定だといいます。

　乗り心地も向上しており、スライドドア車はドア開口部が広いことから剛性確保が難しいのですが、次世代レクサスが取り組んでいる「素性の刷新」を新型LMにおいても実施。ラジエターサポートブレースやロッカーストレート構造、リア床下ブレースなどを取り入れることで、従来比約1.5倍のボディねじり剛性を確保しました。

　さらに、後席の快適性を重視したドライブモードセレクト「リア コンフォート」モードを採用したのも新しい取り組みです。

　AVS（アダプティブバリアブルサスペンション）の減衰力特性は後席の乗り心地を優先しつつ、アクセルやブレーキを統合制御することで、加減速時の姿勢変化が少なくなるようなセッティングを施しています。

　加えて静粛性にもこだわり、より快適な室内空間を目指しました。

　安全装備として、従来モデルは予防安全パッケージである「Lexus Safety System＋」を標準装備しいていましたが、新型LMはより高度な最新のシステムが搭載されます。

　プリクラッシュセーフティやレーダークルーズコントロール、レーンでパーチャーアラート、ドライバー異常時対応システム、プロアクティブドライビングアシストといった運転アシスト。

　さらに、高度運転支援技術「レクサス チームメイト」の機能として、「アドバンスト ドライブ（渋滞時支援）」や「アドバンストパーク（リモート機能付き）を装着します。

　また、フロントドアにイージークローザーを組み合わせた「e ラッチシステム」をレクサス初採用し、ドアを閉めるときの使い勝手向上と静かでスムーズな操作性を実現。

　後方から接近してきた自転車などの車両を検知して通知するとともに、ドアの開法をキャンセルする「安心降車アシスト（ドアオープン制御付き）」をフロントドア、スライドドアに採用しました。