めちゃ広っ! 新型軽SUV「デリカミニ」で「車中泊」は可能? 身長180cmの編集部員が試してみた
三菱は、新型軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」を2023年5月25日に発売します。小さいながら広い室内を持つ新型デリカミニですが、車中泊は可能なのでしょうか。
広大な室内を活かした専用「ベッドキット」の市販化に期待大!
2023年4月6日、三菱は新型軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」を発表するとともに、5月25日に発売することを明らかにしました。
軽の規格サイズを最大限に活用した広い室内が特徴ですが、室内で「車中泊」できるのでしょうか。実際に試してみました。
新型デリカミニは、高い車高やスクエアなフォルムがもたらす広い室内や、後席両側スライドドアなどの使い勝手の良さといった軽スーパーハイトワゴンの特性を活かしながら、SUVテイストのスタイリングや機能性に優れたインテリア、悪路走破性の高さといったプラスアルファの魅力を特徴としています。
1月13日から先行予約を開始し、4月5日までの時点で約9000台の受注を集めるなど、早くも好調な立ち上がりをみせています。
パワートレインは、660ccの直列3気筒 DOHC 12バルブ 自然吸気タイプと、高性能版の直列3気筒 DOHC 12バルブ インタークーラー付きターボチャージャータイプの2種類を用意し、それぞれ2WD(FF)と4WDが選択できます。
ともに、リチウムイオン電池とスターターとモーターを兼ね備えたスタータージェネレーターを組み合わせた「マイルドハイブリッドシステム」仕様です。
そんな新型デリカミニのボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1830mm(4WD)で、ホイールベースは2495mmです。
社内測定値による室内長は2200mm、室内幅は1335mm、そして室内高は1390mm(リアサーキュレータ装着車)と、非常に広大な空間を持ちます。
後席を前倒しにすると、低くフラットな荷室空間が現れますが、大人が寝転がるには車体前後方向の荷室長が不足し、車中泊空間としては難しそうです。
そのため新型デリカミニで車中泊を考えるなら、2.3mの室内長を最大限に活かし、前席と後席をそれぞれ倒してフルフラットにしないと難しそうです。
シートアレンジには2つのパターンがあります。
1つ目は、前席ヘッドレストを外したうえでフルにリクライニングし、後席も倒しながら一体化させる方法です。
くるまのニュース編集部員(身長180cm)がこの状態で実際に寝転んでみたところ、後席があまり倒れないため寝床の長さが足りず、真っ直ぐに寝ることはできませんでした。
実際に車中泊をするなら、厚手のエアマットなどを用いて凹凸部分を補正したうえで、斜めに寝るしかなさそうです。
2つ目の方法としては、後席のヘッドレストを外したうえで背もたれを前倒しし、フルリクライニングさせた前席と組み合わせるという、やや裏技的なアレンジです。
ただし前後シート間に段差が生じるため、そのままの状態で寝転がるのは無理そう。
そこで東京オートサロン2023では、このシートアレンジの上に載せる専用ベッドキットが三菱ブースで参考出品されていました。
三菱によるとユーザーからの反響もあり、市販化の検討もしているとのことで、大いに期待されるところです。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。