“本州最果て”に向かう「下北道」2区間が2025年度開通へ 全線で事業進行中、むつ市・恐山がより近く

下北半島縦貫道路(下北道)の横浜吹越IC~横浜IC(仮称)間と、むつ奥内IC(仮称)~むつ東通IC間の開通見通しが、2025年度と示されました。

横浜IC(仮称)は道の駅直結

 青森県は2023年4月6日、建設が進む下北半島縦貫道路(下北道)の横浜吹越IC~横浜IC(仮称)間8.5kmと、むつ奥内IC(仮称)~むつ東通IC間5.3kmが、2025年度に開通する見通しだと発表しました。

 これら2区間計13.8kmの開通により、下北道の整備率は41.3%から61.2%へと飛躍的に向上するといいます。青森県・下北半島のむつ市や恐山などへのアクセスが向上します。

国道279号(現道)の冬期交通障害発生状況(画像:国土交通省東北地方整備局)
国道279号(現道)の冬期交通障害発生状況(画像:国土交通省東北地方整備局)

 下北道は、青森県のむつ市から陸奥湾沿いに南下して七戸町に至る延長約68kmの地域高規格道路(自動車専用道路)です。

 現在は、北端起点付近のむつIC~むつ東通IC間3.4kmと、南半分の横浜吹越IC~野辺地IC間25.3kmが開通しています。

 しかし一方で、断絶区間のむつ東通IC~横浜吹越IC間32.7kmと、上北道に接続する南端終点付近の野辺地IC~七戸北IC間7.1kmは事業中です。

 今回、県が「宣言」という表現で開通見通しを示した2区間は、断絶区間の北側と南側に位置します。

 県によると、陸奥湾沿いを並行して走る現道の国道279号は豪雪などへの脆弱性があるため、下北道が整備されると現道のバックアップになるほか、横浜ICで直結する道の駅「よこはま」の、広域防災拠点としての機能が最大限発揮されるようになるといいます。

 また、大型車をはじめとする通過交通(長距離交通)が下北道に移るため、現道の混雑緩和や安全性向上も期待できるということです。

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