格安で長距離移動できる「夜行バス」やってはいけないNG行為がある! 守るべき車内のマナーとは?
飲食や電子機器の利用は最低限とするのがマナー
実際にどんなマナーやルールがあるのでしょうか。都内在住のライターK氏は取材へ行くのに夜行バスを月に数回は利用するといいます。そんなK氏に夜行バスのマナーや暗黙のルールを教えてもらいました。
●飲食のマナー(飲食するタイミングや飲食可能なもの)
車内での飲食は可能ですが、基本的に走行中の車内は消灯し、ほぼ真っ暗にされます。最近はカーテンやパーテーションなどで座席を区切る車両も増えましたが、リクライニングのみの観光バスを利用するケースも多く、つまり音や光、匂いなどは周囲に拡散してしまいます。
とくに食べ物の匂いには注意です。食事は匂いの強いもの(カレーなど)を避け、車内だとしても出発前に手早く済ませるのがマナー。また咀嚼のたびに音が出るスナック菓子なども控えたほうが良いでしょう。
車内では飲酒が禁止されていることもあり、またアルコールが入るとバス酔いしやすくなるので注意が必要です。
●スマホや音楽プレーヤーの取り扱い
バス車内では、ほかの交通機関以上に走行中の会話はNGです。一時はスマホの操作すらNGの雰囲気でしたが、最近では操作しているだけでは文句は言われないようです。
ただしゲームなどでカチャカチャ操作しているのを気にする乗客もいるので、音を立てないように配慮しましょう。
同様にスマホや音楽プレーヤーで音楽を聴くのは問題ないのですが、音漏れに注意が必要です。
●シート(リクライニングの使い方)や荷物について
基本的に走行中は乗客のほとんどが就寝するのですが、リクライニングで背もたれを倒す場合は、黙って倒すより後部座席の人にひと言断ってからのほうが良いでしょう。
休憩でバスを一時的に降りる場合は、シートポジションを元に戻して後部座席の人に配慮するのも、さりげないマナーです。
また、車内に持ち込める荷物は、通路にはみ出ないで足元に収納できるサイズか、棚網におけるサイズ程度だと認識しておきましょう。大きい荷物はトランクに預けることになります
●乗車中のマナーについて(時間厳守・喫煙マナーなど)
夜行バスは時間に厳しいです。休憩で立ち寄ったサービスエリアで長居して、戻りが遅くなると置いてかれてしまうこともあります。団体行動なので、必ず出発の時間厳守で行動する必要があります。
また車内は当然ながら禁煙です。サービスエリアでは喫煙できますが、喫煙所はたいてい端っこにあるので、休憩時間は喫煙所に猛ダッシュすることになります。出発に遅れないように、限られた時間で喫煙を済ますよう心がけましょう。
忘れてはいけないのが、走行中の会話も原則禁止だということです。とにかく夜行バスの走行中は声も音も匂いも出さない、要は寝て過ごすのが一番ということです。
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夜行バスは暗闇でじっとしているのが辛いという人もいますが、それでも深夜帯に移動でき、自分で運転しなくても目的地に運んでくれるので、精神的な面での緊張や負担は少ないといえるでしょう。
あくまで公共の交通機関であることを忘れずにマナーとルールを守って夜行バスを利用しましょう。
【2023年5月3日12時 記事を一部修正しました】
あと起床時のアラームは小さくしてほしい。アラーム何回もスヌーズされた時はかなり腹が立ちました。
そうか。夜行バスでは551を食えばいいんだな。
周りが匂いにつられて注目したら、
「欲しい? でも、あげない」