マイナンバーカード所持しないと「免許不携帯」になる? 24年度末に「一体化」で何が変わる? 気になるメリット/デメリットとは

政府は、保険証と同様に運転免許証に関してもマイナンバーカードへの一体化を進める方針を明かしています。では、一体化するとどのような変化があるのでしょうか。

 今春からマイナンバーカードの保険証制度が変わり、従来の保険証を利用すると窓口負担が多くなると報じられています。
 
 保険証と同様に、運転免許証に関してもマイナンバーカードへの一体化が進められる方針ですが、一体化するとどのような変化があるのでしょうか。

マイナンバーカードと運転免許証の一体化で何が変わるのか?
マイナンバーカードと運転免許証の一体化で何が変わるのか?

 2023年4月から、マイナンバーカードと保険証が一体化したマイナンバーカード保険証に関する制度が変わり、医療機関で従来の保険証を利用すると初診料18円の負担。

 マイナンバーカード保険証の場合は初診料6円の負担(いずれも3割負担の場合)と、従来の保険証の費用負担が大きくなると報じられています。

 この保険証と同様に、運転免許証についても今後マイナンバーカードと一体化することが検討されていますが、一体どのような面で変化があるのでしょうか。

 政府はマイナンバーカードと運転免許証の一体化について2024年度末からの運用を目指しており、一体化した際のメリットとして「住所変更手続きのワンストップ化」、「居住地外での迅速な運転免許証の更新手続きなどが可能」といった点を挙げています。

 現在は、住所が変わるとマイナンバーカードは市町村役場で、運転免許証は警察署や免許センターなどでの手続きをそれぞれおこなわなければいけません。

 しかし、マイナンバーカードと一体化すると市町村役場での手続きのみで済むようになります。

 また運転免許証に登録されている住所地以外での免許更新手続きに関しても、従来はゴールド免許の人のみが対象で、手続き可能な期間が通常2か月であるところ1か月であるなどさまざまな制限がありました。

 しかし、一体化によって一般運転者も手続きができるようになるほか、手続き期間が通常と同じ2か月へと延長される見通しです。

 デジタル庁が公表している「デジタル社会の実現に向けた重点計画」という資料の中では、マイナンバーカードと運転免許証の一体化に関して以下のように明言されています。

「一体化に伴う相当の行政コストの削減効果が得られる場合は、関係省庁と連携し、マイナンバーカードの普及促進の観点も踏まえ、運転免許証の更新手数料の引き下げなど利用者負担の軽減を検討する。(文章を一部抜粋)」

 このように一体化によって経費削減ができれば手数料が安くなることが示唆されています。

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9件のコメント

  1. >マイナンバーカード所持しないと「免許不携帯」になる?
     
    一体化して免許証が廃止になったら、マイナカードを忘れたまま運転したら、免許不携帯になるには当たり前の事です。

    まだ決まってもいないのに、現在の想像で煽るような記事を書いてはいけないと思います。
     
    現在、マイナカードの発行は任意のままです。
    保険証と同じようにマイナカードを持たない(持てない)人には、それなりの対応をする必要があります。
     
    それは、すべてマイナカードについてハッキリさせる事ができない政府の責任です。
     

    • ”「自称」元警察官”だからな、今までに記事を見れば解る。
      解った風なことを書いて居るが、
      結局言いたいことは解らない受け売り的な記事の羅列ばかり、
      これだってそうだ スカスカな内容な記事だ。

  2. 免許とマイナンバーカードを一体化したら更新時期が分からなくなる人が増えるね。
    ついでに車検証も一体化すれば良いのに。今の中途半端な変更より一体化のほうがよりスッキリするのに。

  3. いままでの身分証明には個人情報カード・運転免許証・パスポート・保険証・・・いろいろ選択肢があったが将来は全部一緒になって個人情報カードだけになるのか。
    保険証は廃止が決まっている。運転免許証もなくなるのかな。外国には行かなくてもいいし。
    個人情報カードは任意取得だから、持たないひとは身分証明書を提示しなくてもいいことになるのね。
    IT化が進むと、ドンドン不便な世の中になっていくわけだね。

    • 免許番号を聞かれても困るし、本籍表示も廃止されてから現実でも町名がなくなり本籍の住所を覚えていません。
      ほんと、お役所のすることは面倒がつきまといます。違うことにリソースを避けば良いのに無駄が大好きなようです。

  4. 紛らわしい記事のタイトルですね。まるでマイナカードと一体化が強制で、所持しないと違反になるみたいな書き方。最後で強制ではないと書いてるけど完全に釣りですね。
    一体化したらそりゃ持ってないと免許不携帯でしょうに。当たり前のことを書かれてもしょうがないでしょ。一体化に関してのメリットはまるで感じていませんので。住所変更については普通に近くの本署に言って裏に書いてもらえば良いだけでしょ。引っ越したら役所に行くのは普通だし、手間って言うほどの手間はないですね。
    そもそも車に乗ってる人ですから、距離なんてあまり意味ないですよ。
    一体化で便利になる人は免許持ってて車持ってない人だけという気がします。

  5. 国民の健康、行動の自由、本来行政サービスとして行われて当然なものを紐付け、締め付け「便利であるかの如く」装い促すのは危険である。
    何故、免許証ではいけない?!
    何故保険証では悪い?!
    こんな危機感を煽るような下らん記事。
    内容のペラッペラな釣りの記事。
    政府に書かされているのが見え隠れ。

  6. 反対です。
    みもとかくにんできんくなるよね。
    だから選択にして。

  7. 平素くるまのニュースさんの記事はドライバー目線でも参考になるのでわりと頼りにしているんだが、今回の記事は物足りなかった。

    制度やマイナ保険証の背景にも触れているのは良かったが、他の人も書いているように一体化したマイナ免許証というよりマイナカード自体を所持し忘れれば不携帯になることは当たり前なので誰でも判る。

    私個人が興味以上に懸念しているのは、マイナ保険証同様入力ミスや紐づけ不完全だったり、警察なので多少厳格にやるだろうが他人の情報が紐づけられていた場合、チップ側の破損や携帯端末の読み取りエラー等で照会が取れず免許情報や本人確認ができなかった場合の取り扱いがどうなるか、この辺が気になっている。

    これで免許不携帯とみなされ違反切符を切られることは不条理だから無いかも知れないが、券面に免許情報がないのだから逆に言えば紐づけているかどうかさえも分からない。紐づけてない人が免許を家に忘れてもマイナカードを提示し「はい、これです」と提示する可能性もないとは言えない。 
    こうしたことが起こるとすれば保険証と同じく、少なくとも導入後1年ぐらいが特に多いと考えられるが、数年間免許を警官に提示する機会がないことも普通にある。

    紐づけ状況はマイナポータルでも確認できるだろうが、高齢者等を中心に閲覧確認しない人も多い。一般人でもこういう懸念を想定する。マイナ保険証でも同様に懸念していたが、政府はものの見事に現場で起こり得る事象への事前対策どころか想定すらしてなかったことは今日の状況からも判る。

    私個人の希望なのかもしれないが、こうした現場実務レベルでの取り扱い情報が知れると、他の読者にとっても有意義なのではないだろうか。

    利便性に賛否はあるが、免許資格確認は保険証同様、急場では特に重要な根幹部分だ。照会ができない場合は住所・氏名・生年月日で照会を取るかもしれないが、必ず手間取られる。後日確認対応となってもこちらが警察署等に出向いたりするのか。保険証の状況から見て政府はおそらくそんな予後想定もしていないかもしれない。新規導入でも利用にあたっても普通はこういう視点を持つんじゃないだろうかね。

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