お医者さんはやはり「高級車」に乗っている? 実は意外な優待サービスも存在! 気になるクルマ事情とは
プレミアムブランドではないけれど…スズキとお医者さんの深い関係
一方、プレミアムブランドとは対極の位置にあるスズキも、お医者さんとは切っても切れない関係にあると言われています。
スズキは、1955年に初の量産型四輪車として「スズライト」を発表していますが、これは日本初の軽自動車かつ量産車初のFF車でもあるなど、日本の自動車史にとって非常に重要な意味を持つ1台です。
スズキによれば、このスズライトの記念すべきはじめての顧客は、地元静岡のお医者さんだったそうです。
クルマが高価だった当時、いかにお医者さんといえどもクルマを手に入れることは簡単なことではなく、このお医者さんも自転車で往診をしていたといいます。
しかし、悪天候時でも患者さんのために往診を続けたいという強い思いがあったことから、このお医者さんはスズライトの購入を決断したようです。
ちなみに、スズライトの次の1台も同じく静岡のお医者さんへと納車されたという記録が残っています。
このエピソードから60年以上が経過した現在では、お医者さんがあえてスズキのクルマを選ぶということはありません。
しかし、「社会が求めるコンパクトカーをお客様に提供する」というスズライトのコンセプトは、スズキの軽自動車やコンパクトカーにしっかりと生きているようです。
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アメリカの医療メディアが2021年に1万2000人のお医者さんを対象に行なった調査によると、最も人気のあるブランドはトヨタであったといいます。
また、2位にはホンダがランクインしており、意外にも堅実な選択をしていることがわかります。
これはあくまでアメリカのお医者さんのデータですが、日本のお医者さんも、実際には国産車を愛車としている人が多いのかもしれません。
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