ホンダ新「オデッセイ」新旧何が違う? 見た目は「ほぼ」変わらず? 従来型と明らかに違う点とは
ホンダ「オデッセイ」が2023年冬に再度販売されることが明らかになりました。改良モデルとして再販が決定した新オデッセイは、従来モデルとどのような点が異なるのでしょうか。
まさかの「オデッセイ」が復活!?
ホンダの高級ミニバン「オデッセイ」が国内で復活し、再度販売されるというニュースが飛び込んできました。
5代目となるオデッセイは2013年に登場。全高を低く抑えてヒンジドアを備えたそれまでのモデルとは異なり、全高を高めてスライドドアを装備したミニバンに生まれ変わりました。
2020年11月にはマイナーチェンジを実施。アグレッシブなデザインに変更されほか、カスタム仕様の「アブソルート」への一本化や、ハイブリッド車を「e:HEV」に名称変更するなど話題になったものの、わずか1年後の2021年末で日本生産・販売が終了となったのです。
販売終了から1年以上が経過して、改めて販売されることになった新オデッセイは、従来モデルとどこが異なるのでしょうか。
新オデッセイについてホンダは「改良モデル」と紹介していることもあり、外観デザインで大きな変更はないのですが、大型フロントグリルの上部の「H」マークに被さるように配置されていたガーニッシュが少し細くなってスタイリッシュさが増した印象です。また、フロントグリル内部の横バーが、従来の4本から5本に追加されました。
今回、新オデッセイとして公開された画像は「e:HEV アブソルート EX ブラックエディション」で、フロントグリルやドアミラー、テールゲートガーニッシュ、リアコンビネーションランプ、アルミホイールをブラックで統一した仕様です。通常モデルとはひと味違う、精悍なデザインとなっています。
一方、内装の変更点は、昨今ホンダのハイブリッド車に採用が進む、エレクトリックギアセレクター(ボタン式シフト)を装備。スマートフォンのワイヤレス充電にも対応するなど利便性を高めました。センターディスプレイは最新のものが用意されるようです。
7人乗り仕様の2列目がキャプテンシートとなる点は新オデッセイも従来モデルも同じです。
それに対して、新型モデルは左右キャプテンシートの間に折りたたみ式のセンターテーブルが設置され、従来モデルではシートに組み込まれていたカップホルダーがセンターテーブルに移動。しっかりとしたアームレストも備わり、パーソナル感をより高めたキャプテンシートに変更されました。
従来モデルでも、運転支援システム「ホンダセンシング」が搭載されていましたが、新オデッセイでは新たに近距離衝突軽減ブレーキやオートハイビーム、急アクセル抑制機能が追加されて安全性が向上。
加えて、先進装備として車載通信モジュール「ホンダコネクト」を搭載し、コネクテッドサービス「ホンダ トータルケアプレミアム」を利用することができます。
そんな新オデッセイですが、従来モデルとは決定的に違うところがあります。それは生産工場です。
従来モデルは、狭山工場(埼玉県)で生産されていましたが、同工場は閉鎖。代わりに寄居工場(埼玉県)が稼働しているのですが、オデッセイの生産を移管せず、「レジェンド」や「クラリティ」といったモデルとともに生産終了となりました。
そして今回再販が決まった新オデッセイは、中国での生産に変更されます。
現在中国市場のオデッセイは現地法人の広汽ホンダが生産・販売しており、日本仕様もそこで生産されるといいます。
ホンダによると、同社としてこれまでタイや北米で生産されたモデルを日本で販売する例はあったが、中国生産車を日本で販売するのは新オデッセイが初めてになると話しています。
※ ※ ※
新オデッセイは、2023年秋に先行予約の受付が開始され、同冬に発売される予定です。詳細なスペックや価格などは後日公表されることになるようです。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。