「凄い…」 全長約7m&10輪仕様に乗ってみた! 新型「クオンGW6×4」は40t荷物も楽々? 普通車並の操作感とは

特別に乗ってみた! マジで新型「クオンGW6×4」凄い…! さらに物流業界の「2024年問題」とは

 今回、クローズドコースにて新型クオンGWの第5輪荷重18.0t仕様に連結車両総重量(GCW)40t(積荷20t)を運転しました。

 通常発進から低中速加速、そして坂道発進などで「とても40tを引っ張っていると思えない」というくらい、軽やかな走りを体感出来ます。

 またUDアクティブステアリング機能により、低速時の取り回しや凹凸路の振動、高速走行時の直進安定性などステアリングを最適に制御することで、運転時の不安が軽減されるため普通の乗用車を運転しているような感覚を覚えました。

 さらに感動的なのは、補助ブレーキの一種となる流体式リターダです。

 新型クオンGW6×4では、ステアリングの左側に操作レバーが備わっており、ブレーキの強さを4段階で設定可能なうえ、最大となる4段時には減速シフトも自動で行います。

 実際に体感するとフットブレーキだけでは心許ない場合でも走行状況によって補助ブレーキ(流体式リターダ)を調整することで、自然な減速が可能な部分に驚きを覚えました。

 このような特徴を持つ新型クオンGW6×4ですが、内外装もこだわっています。

 UDトラックスのフラッグシップモデルとして、外観にはダーククロームメッキの専用グリル、シルバーメッキのヘキサゴングリルと3本のバー、専用エンブレム、チンスポイラーを採用。内装ではブラック系の専用シートとブラックレザーステアリングホイールを標準装備しています。

思わず驚くその操作感! 慣れれば運転はしやすい?(撮影:布留川司)
思わず驚くその操作感! 慣れれば運転はしやすい?(撮影:布留川司)

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 今回行われた新型クオンGW6×4の発表会では、昨今話題となる物流業界における「2024年問題」も紹介されました。

 現在、国内輸送の9割を担うトラック輸送は、ドライバー不足や環境問題、燃料価格の高騰といった深刻な課題に直面しているといいます。

 特に、働き方改革関連のもと、2024年4月1日からドライバーの時間外労働時間の上限が960時間に制限される影響で、2030年には国内の荷物量のうち35%が運べなくなる可能性があると言われています。

 実際にUDトラックスが2023年3月に物流会社のドライバー400名を対象に実施した意識調査を実施。

 この調査において「自分が不慣れな車両を運転することに不安を感じるか」という問いでは約7割のドライバーが「不安を感じる」と回答し、8割強のドライバーが「誰でも運転しやすいトラックやトラクターを求めている」ことがわかりました。

 こうした状況において、既存のドライバーや新規で参入するドライバーにとっても、自身が運転するトラック自体に働く環境の改善を求めていることが明らかになっています。

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1件のコメント

  1. 運転も疲れるが荷卸荷積み、その他付帯作業を軽減するシステムや法令整備が必要なのでは無いか?

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