めっちゃ未来な「サイバー軽トラ」登場! かなりカッコいい新型トラック「ヴァニッシュ」まもなく米で予約受付開始!

イギリスに本拠地を置く電気駆動ユニット開発メーカーの「サイエッタ」は、アメリカのEVメーカー「アイロ」に3000台分の電気駆動ユニットを納品すると発表しました。このユニットは小型EVトラック「ヴァニッシュ」に搭載されるということです。

イギリスとアメリカの技術を集めて作った「軽トラ」!?

 イギリスのビスターを本拠地とする電気駆動ソリューションやモビリティ開発メーカーの「サイエッタ」は、アメリカ テキサスのEV(電動自動車)メーカー「アイロ」から3000台分の電気駆動ユニットを受注したと2023年4月3日(現地日時)に発表しました。

 このユニットは小型の配送車両に最適な低速EV向けの仕様となっており、今年後半に生産が開始される予定のアイロの新しい小型EVトラック「ヴァニッシュ」に搭載されます。

アイロの小型トラック 新型「ヴァニッシュ」
アイロの小型トラック 新型「ヴァニッシュ」

 今回受注を受けたサイエッタの電気駆動ユニットは、都市部におけるハードな使用にも耐える丈夫さを備え、低電圧や低速度でも高いトルクと出力および効率を発揮するよう設計されました。

 さらにコンパクトで軽量なため、貨物と乗員の両方により多くのスペースを使用することが可能になるとサイエッタは説明します。

 電気駆動ユニットが搭載されるヴァニッシュの特徴は、軽量に設計された車体の骨格構造にあります。小型EVトラックでありながら車両のサイズと重量を抑えることで、積載可能な貨物の量を最大化しています。

 さらに荷台はベッドユニットが交換可能なフラットベッド構造を採用しており、用途によって車両形状を変更して、トラックのみならずバンとしても使用できる適応性の高さを備えています。

 そんなヴァニッシュのシルエットは、日本で販売されている「軽トラ」と似ていながら、EVらしい未来的なデザインが施されています。

 ボディサイズは全長3930mcm×全幅1470mcm×全高1930mcm。日本の軽トラより若干全長が長いものの、全幅と全高はだいたい近しい大きさです。

 最高速度は時速40km、フル充電での航続可能距離は80km以上。最大積載重量は816kgと公表されており、日本の軽トラの最大積載重量が350kgなので、新型ヴァニッシュはその2倍以上の重量の荷物を積載することが可能ということになります。

 今回の電気駆動ユニットの導入と新型ヴァニッシュについて、アイロのCEOであるトム・ウィッテンシュラーガー氏は以下のようにコメントしています。

「新型ヴァニッシュはラストマイル輸送をサポートする革新的なモデルであり、サイエッタはアイロの最も親しい電気駆動システムのパートナーです。

 この電気駆動ユニットは同クラスのライバルをリードする高い技術と性能を備えており、新型ヴァニッシュを同セグメントにおける最高の地位を築くことができるでしょう」

 アイロの発表によると、新型ヴァニッシュは、2023年初頭に予約注文の受付を開始する予定です。

 ラストマイル輸送を補う配送車両の市場は、今後4年間で1656億ドルの成長が見込まれるとの予想されており、この市場で高い存在感を示しているアイロとサイエッタに今後も注目が集まります。

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1件のコメント

  1. 日本の軽トラも最大積載量を無視して1tくらい積んで走ってる農家は普通に居ますよ。
    米の収穫時期になれば、1tフレコンバック積んだ軽トラがそこかしこに。

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