最近見かける「ギラギラガラス」は違反にならない? 実は気づかぬうちに「整備不良」になる部分は? 検問で取り締まりされるのか
1人での点検方法は?着色フィルムの気をつけるべき点は?
1人で点検する場合、テールランプやブレーキランプ、ウィンカーについては壁などに反射させて点灯を確認すると良いでしょう。
また、クルマの窓ガラスに貼り付ける着色フィルムに関しても注意が必要です。
着色フィルムには直射日光の熱を遮断したり、クルマの内部を見えにくくしてプライバシーを保護するものなどさまざまな種類があります。
しかし、可視光線透過率が70%未満の着色フィルムをフロントガラスおよび運転席側と助手席側の窓ガラスに貼り付けてはいけません。
可視光線透過率とは光を通す割合のことで、透過率が低くなればなるほどフィルムの色が濃くなり、周囲の状況が確認しにくくなってしまいます。
フロントガラスや運転席および助手席側の窓ガラスに着色フィルムを貼り付ける際には、自動車業者などと相談のうえ、整備不良に該当しないように注意しましょう。

整備不良の違反に関しては、警察が通常のパトロール中に整備不良のクルマを見つけて停止させたり、警察と国土交通省の職員が合同で整備不良車両や不正改造車両の検問をおこなって検挙するケースなどがあります。
たとえ飲酒検問のような整備不良車両の検挙を目的とした検問でなくても、ランプ切れなどの整備不良があれば交通反則切符を切られてしまう可能性もあるため、十分に気をつけなければいけません。
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クルマのランプ類については、ドライバーが気づかない間に電球が切れ、整備不良となってしまうケースがたびたびあります。
安全に運転するためにも、日頃から愛車の点検をおこなうことが重要といえるでしょう。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。












