「”プッチンプリン”ホイール」採用!? ホンダ新型「グリコワゴン」初公開! “夢”満載の「ステップワゴン」が始動
2023年3月30日、グリコは、2代目の新型「グリコワゴン」を初公開しました。グリコがホンダや自動車の開発支援を手掛けるシバックスと共同で製作した車両で、たくさんのお菓子があしらわれたミニバンのようですが、どのようなクルマなのでしょうか。
ホンダ新型「グリコワゴン」初公開!?
2023年3月30日、江崎グリコ(以下、グリコ)は、ホンダや自動車の開発支援を手掛けるシバックスと共同で製作した新型「グリコワゴン」を初公開しました。グリコワゴンは本モデルで2代目だといいます。
グリコワゴンは、「日本中においしさと健康、ワクワクと笑顔をお届けしたい」という想いから、2010年に誕生。初代グリコワゴンのベースはトヨタのワンボックスバン「ハイエース」でした。同年の12月から約2か月間かけて日本全国を縦断したほか、2011年に発生した東日本大震災の被災地訪問など全国に笑顔とグリコ商品を届ける活動を続け、総走行距離は10万kmを超えました。
そんなグリコワゴンの2代目モデルは、グリコ・ホンダ・シバックスの3社が共同で製作。ベースとなったのは、2022年5月27日にフルモデルチェンジした6代目「ステップワゴン」です。
2代目グリコワゴンの車両デザインのアイデアは、全国の15歳以下の子どもたちから募り、集まった約189件のデザイン案から、作品に込められたアイデアや想いを掛け合わせ、製作されています。
そのエクステリアで最も目を引くのは、ルーフに載せられた「ポッキー」や「ビスコ」、「ジャイアントコーン」といったグリコの代表的な“お菓子”たち。これにより新型グリコワゴンの全高は2.8mにもなるといいます。
また、車体は先代モデルと同様に、グリコのコーポレートカラーでもある赤を基調としたラッピングです。これをベースに、白いクリームやチョコレートが描かれるほか、ドアハンドルには「プリッツ」、テールライトにはポッキーといったように、あらゆる場所にもお菓子があしらわれています。
さらにホイールキャップは「プッチンプリン」をイメージしたデザインのものに換装され、フロントフェイス中央には、グリコの「ゴールインマーク」があしらわれます。なお、本来そこにあるホンダエンブレムの内側にはレーダーなどが組み込まれているため、走行中は取り外すとのことです。
テールゲートをあけると、巨大な“ロボット”のような親しみやすいキャラクターが搭載されているのがわかります。このキャラクターは、子どもたちの会話に反応して表情が変わり、両手で差し出すようにお菓子を渡すことができ、子どもたちと活発なコミュニケーションを生み出すことが可能です。
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新型グリコワゴンの構想は2021年春に始まり、制作期間には2年と少しかかったといいます。
新型グリコワゴンについて、デザインを担当したホンダ(本田技術研究所 デザインセンター)の浅井 啓輔氏は以下のようにコメントしています。
「189枚のデザイン案からは、とにかくパワーが伝わってきて、すごくいい作品ばかりでした。
それをひとつに絞ることがなかなかできなくて、どうしようかなとかなり考えたのですが、要素を絞りながら、グリコのお菓子を屋根に載せたり、ヴボディサイドへ虹を描いたりしながら総合的にみんなの思いを形にしました」
新型グリコワゴンは、グリコの工場見学施設「グリコピア神戸」(神戸市西区)で4月12日から4月27日に、そして4月29日から5月31日は「グリコピア・イースト」(埼玉県北本市)で、それぞれ展示されます。なお初代グリコワゴンも同時に展示される予定です。
その後の活動については未定とのことですが、初代と同様全国を飛び回る活動をする予定とのことなので、各地で実際に目にする機会があるかもしれません。
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