進化したトヨタ「ランクル70」!? 賛否あった「ランドクルーザーXJ700」…正統か異端か 先進モデルへの反響は

トヨタ「ランドクルーザー70」が再販された翌2015年、このランクル70に先進性の要素を盛り込んだ「ランドクルーザーXJ700」が出展されました。このモデルにはどのような感想が寄せられたのでしょうか。

ランクル70の再再販はあるのか

 卓越した悪路走破性や高い信頼性で世界各国から人気を集めているクルマといえば、トヨタの本格4輪駆動車「ランドクルーザー」(ランクル)シリーズです。

 直近で、2014年に再販された「ランクル70」が再再販されるのではないかと話題になっており、その姿についても様々な憶測が飛び交っていますが、かつて2015年の東京モーターショーには「ランドクルーザーXJ700」(ランクルXJ700)という、ランクル70と“先進性”をかけ合わせたモデルが展示されていました。このランクルXJ700に対し再び反響が寄せられています。

トヨタ車体が東京モーターショーに出展した「ランドクルーザーXJ700」
トヨタ車体が東京モーターショーに出展した「ランドクルーザーXJ700」

 ランクル70の再販翌年に登場したこのランクルXJ700は、トヨタ子会社でランクル70の生産・開発なども手掛けるトヨタ車体が出展したモデルです。

 トヨタ車体は当時、「ランドクルーザー70シリーズがこれまで培ってきた高い走破性と信頼性はそのままに、先進的なスタイルをクロスオーバーさせたニュージャンルSUV」と説明していました。

 外装は、LEDの灯火類やスキッドプレート風のフロントバンパー、オレンジアクセントがあしらわれたオーバーフェンダーなどが取り付けられ、当時としてはまさに先進的な仕上がり。トヨタ車体はこのエクステリアについて「ランドクルーザー70シリーズの伝統をモダンでアグレッシブに表現した」としています。

 内装も、様々な情報を表示する液晶メーターや、外装とカラーコーディネートされたスポーティーな室内空間にまとめられており、現行の最新モデルにも通ずるモダンなデザインです。

 ボディは日本で再販されなかった2ドアモデルをベースとしており、全長4345mm×全幅1930mm×全高1925mmと短くワイドな設計です。

 このようなランクルXJ700に対し、SNSなどインターネットでは「(市販されたら)売れそう」と期待を寄せる声が。

 ほかにも「かっちょええ」「未来ですなぁ」など肯定的にとらえる意見もありました。

 しかし一方で「ランクルを名乗らないのであれば、これはこれでアリかな」「70のままがいい」「このデザインならランクルプラドにする」といった否定的な意見も。

 クルマ自体はアリだとしても、ランクル70に乗りたい人からしたらXJ700は「少し違う」と感じる人もいるかもしれません。

※ ※ ※

 モーターショーなどに出展されるコンセプトカーは、市販モデルに“昇格”するものもあれば、一部要素が後の市販車に採用されたり、コンセプトカーのまま記憶に残るだけのクルマもあります。

 ランクルXJ700が、近く復活すると囁かれているランクル70を表しているかどうかについては不明ですが、前述の通りトヨタ車体から出展されたクルマなだけに、全くの無関係ということも無いかもしれません。

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Writer: くるまのニュース編集部

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