ニャンだ!? なぜ助手席に「猫」乗っている? 100m4秒で駆け抜ける「SHIP’S CAT」の正体とは
こだわりポイントや、周囲の人々の反響とは?
そんな人々の注目を集めるユニークなデザインのクルマには、どのようなこだわりがあるのでしょうか。
前出の関係者は、こだわりについて以下のように話します。
「デザインとしては、スピーダーと名付けているように、映画『スター・ウォーズ』に出てくる宙に浮く乗り物や『空飛ぶ絨毯』をイメージして、上部はうねりのある曲線にし、下部は鏡体にして周りの風景を反射することで、周囲からは浮いたような雰囲気になるようにしています。
このように話題になっている理由には、アーティストが単にデザインしたというだけではなく、ボディの成形から塗装、鏡体仕上げ、ペインティングまで、すべて京都芸術大学の工房で作成し、国土交通省から許可を得て公道で走っているというこだわりが詰まっているからなのではないかと思います」

このクルマは作品で、実用車とは異なる特徴を持ちますが、実際に公道を走る姿を見せることにより、さらに興味を持つユーザーも多くいることが予想できます。
また、このような近未来型のクルマを連想させるようなデザインにより、AIによって安全な自動運転が実現できることが当たり前になる未来や、もはや本当に宙に浮いてしまうのではないか、という期待が膨らむ人もいるかもしれません。
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ちなみにこの「SHIP’S CAT(Speeder)(2023)」は、誰かに販売したわけではなく、基本的にはヤノベケンジさん自身のクルマとなっています。
そのため、購入者はいないものの、ヤノベケンジさんは「このクルマを運転していると、見つけた人たちが驚いてこちらを見るのが楽しい」と話します。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。










