スズキ「ジムニー」“新モデル”続々登場!? まさかのラインナップ変化中!? 「5ドア」に加えて2024年にEVデビューの可能性も
本格四輪駆動車として名高いスズキ「ジムニー」シリーズですが、インドで発表された5ドア仕様に加え、欧州ではさらに別モデルが登場する可能性があります。
どんどん増える? 大人気本格軽四駆「ジムニー」兄弟
1970年に登場して以来、小柄なボディに副変速機を備えたパートタイム4WDとラダーフレームなど、本格的な悪路走破性能を誇るスズキ「ジムニー」。
インドで2023年1月に発表されたばかりのロングボディモデル「ジムニー5ドア」に加え、欧州では今後、ジムニーのEVモデルが登場する可能性があります。
現在ジムニーには主に2タイプが存在します。
ひとつが登場以来から続く、軽自動車に分類されるジムニーと、もうひとつがワイドボディと拡大されたエンジンを持つ「ジムニーシエラ」です。
ジムニーシエラは1981年登場の2代目からラインナップを開始するとともに、海外市場でも幅広く展開を開始。中南米やアフリカなど、世界各国へ向けて販売されます。
2018年には現行の4代目となり、ジムニー・ジムニーシエラともに、初代を思い起こさせる丸いヘッドライトや、スクエアなスタイリングのボディを持つクラシカルなデザインを採用したことが特徴です。
そして、2023年1月にインド・ニューデリー近郊で開催された「オートエキスポ2023」では、歴代モデルでかねてより要望のあったロングボディ車「ジムニー5ドア」が追加となりました。
ジムニー5ドアはホイールベースを延長し、後部にリアドアを設けて利便性を向上させたほか、専用のフロントグリルやオーディオシステムなどを設定する上級モデルとなっています。
発表時には日本のジムニーファンも歓喜ともいえるほど大きな話題となり、その導入を求める声が多く上がっていました。
そんななか、スズキが2023年1月26日に発表した「2030年度に向けての成長戦略」において、さらに別モデルの新型ジムニー登場を示唆する内容を公表しています。
発表では、スズキは日本・欧州で2050年に、インドでは2070年にカーボンニュートラルの達成を目指すと掲げ、日本をはじめインドや欧州などスズキが注力している海外市場での商品展開に関する計画を明らかにしています。
その中で、欧州市場に投入される予定のEV5モデルがシルエットとなって示されており、5台のいずれも、車種が容易に推測できる特徴あるイメージとなっています。
示された5台中の1台を見ると、シルエットとはいえ明らかに角張ったスタイリングであることや「5スロットグリル」を精巧に表現していることなどから、ジムニーのEVモデルが登場すると推察できます。
この発表時点では、それぞれの市場に投入される各車種の詳細については明らかにされていません。
一方で早ければ2024年にもその登場が示されていることから、ファン待望ともいえる5ドアに加え、歴代では設定されなかったEVモデルがラインナップされる可能性など、今後もジムニーのシリーズ展開がますます注目されます。
昔の屋根なし(幌)でも出したらウケるのでは。フロントガラスがボンネットの上にバタンと倒せるやつ。