まさかの「愛車で海外旅行」!? 10日間の「大冒険」敢行のユーザーに応援の声多数! 車で国境を越える方法とは
愛車で海外旅行するにはどのような準備が必要?
愛車のマークXで韓国旅行を経験した尾久の人(@X_584)さんですが、手続きはどのように行ったのでしょうか。
諸手続きについて尾久の人さんは以下のように説明します。
「船会社とは出航の半月ほど前からやり取りを開始して、一時輸出に関する書類を3通やり取りしました。
同時に国際免許と、韓国での車検証代わりになる『登録証書』という書類を取得しました。輸送費は燃油調整費込みで9万7000円。そのほか、現地での自賠責加入や諸手続きに日本円で3万円ほどかかったので、その辺は多めに余裕を見ておいた方が良いです」
大阪から韓国・釜山へ向かう「パンスタードリーム」を運行しているサンスターラインの公式サイトによると、クルマを積載して韓国へ向かう場合は、所有者が渡航者本人もしくは家族(夫婦・親子)の場合で、自動車検査証に「自家用」「乗用」と記載があり、バイクの場合、125cc以上のものであれば可能とされています。
そのほか、JAFの公式サイトによると、旅行などで自家用の自動車や二輪車を一時的に輸出入する際に通関手続きを簡略化する「自動車カルネ」を発行しているようです。
自動車カルネが利用できる国は、アフリカ14カ国、アジア・中東の19カ国、南北アメリカ9カ国、オセアニア2カ国となっており、欧州ではカルネが必要ないことも明記されています。
利用できる条件として、日本で登録され車検が切れていないこと、必ず日本へ持ち帰ること、カルネ名義人本人が渡航すること、滞在国への持込期間がその国の定めた期限を超えないこととなり、ラリーなどの競技参加や複数の国をまたいで旅行する場合も利用が可能としています。
さらに、カルネを利用して外国にクルマを持ち込む場合は日本のナンバープレートをアルファベットに変更した国際ナンバープレートを装着する必要があるようです。
韓国に向かう場合はこれらの手続きが簡素化されており、カルネや国際ナンバープレートは不要とされています。
また、運転免許証は基本的に国際免許を取得しなればなりませんが、日本の運転免許証(有効期限内)を所持していれば、都道府県ごとの指定警察署や運転免許試験場、運転免許センターで交付が可能です。
発給される日数は場所により異なり、例えば運転免許試験場や運転免許センターでは基本的に即日交付が可能ですが、警察署で手続きを受ける場合は地域によりバラつきがあるようなので、事前に準備を済ませておいたほうが良さそうです。
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一見するとハードルが高そうにも思える愛車との海外旅行ですが、諸手続きを済ませることで隣国の韓国にはそのままの姿で旅行できるようです。
現地で様々な思い出や出会いとともに、より愛車を好きになるキッカケとなるかもしれません。
一方で、旅行にトラブルはつきものであり、手続きのほかにも長距離を走行するためのクルマの整備や現地のルールや文化の違いについて、しっかりと確認しておいた方が良さそうです。
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