トヨタ新型「ランクル70」はディーゼル搭載の可能性!? パワフル&低燃費のエンジンを望む声多数! 今ラインナップ中のエンジンとは
2014年に再販されたトヨタの本格四輪駆動車「ランドクルーザー70系」について、再再販を望む声が多く見られますが、再再販された場合にパワートレインはどうなるのでしょうか。
ランクル70ディーゼルを求む声強し!
トヨタの本格四輪駆動車「ランドクルーザー(ランクル)」歴代シリーズのなかでも「70系」「ランクル70」などと呼ばれるモデルは、生産終了後にユーザーの要望により「再販」された経緯を持つなど、人気モデルとなっています。
そんなランクル70ですが、近年では2度目の再販を求める声が上がっています。仮に「再再販」された場合、パワートレインはどうなるのでしょうか。
ランクルシリーズの中でも、6代目となるランクル70は1984年にデビュー。当時アウトドアブームが巻き起こったことなどから、それまで機能性や堅牢性が主体であったランクルに新たにファッショナブルなデザインを取り入れました。
ランクル70は日本では2004年に販売が終了しましたが、今もなおランクルシリーズの中でもファンが多いモデルとなっているほか、世界各国ではいまだ現行モデルとして改良が加えられ続け、新車ラインナップに並んでいます。
2014年にはデビュー30周年を迎えたことや、ファンからの熱い要望があったことなどから再販が実現。4ドアバンに加え、国内モデルでは初のピックアップモデルも設定しました。
発売からおよそ1ヶ月時点では、月販販売台数200台に対して約3600台の受注を獲得し、その人気ぶりは明らかで、2023年3月現在も、再販モデルの中古車相場は400万円から500万円後半におよぶなど、熱い支持を受けていると言えます。
そして、2023年1月に開催された「東京オートサロン2023」では、群馬トヨタグループ(GTG)がランクル70のカスタマイズカーを出展すると、SNSなどを中心に、再再販への布石なのではないかといったコメントも見られました。
GTGの担当者は「はっきりと断言はできませんが、もしかしたら出るかもしれません」と話し、再再販の可能性について完全には否定しませんでした。
これらの背景や再販から9年経過したこと、さらにランクル70のデビュー40年を前にすることなどから、2023年に入ると一部のファンの間で再再販されるのではないかという話題が広がっています。
仮に再再販された場合、ディーゼルエンジンを望むユーザーが多いようです。
以前にSNSで実施したアンケートによると、再再販モデルではおよそ77%のユーザーがディーゼルエンジン車を搭載してほしいと回答。ハイブリッドなどの機構がなく低速からのトルクがあり、燃費も良いディーゼルエンジン車が求められているようです。
現在トヨタのラインナップでは、現行ランクル(300系)「ランドクルーザープラド(プラド)」「ハイラックス」「ハイエース」「グランエース」にディーゼルモデルが設定されています。
プラド・ハイエース・グランエースは2015年に登場した「1GD」型2.8リッター直列4気筒ターボエンジンとなり、モデルにより出力は異なりますが151~204馬力・最大トルクは300~500Nmを発揮。ハイラックスも2.4リッターと排気量は異なりますが、同シリーズの「2GD型」エンジンを搭載し、150馬力・400Nmを誇ります。
一方、ランクル300は新開発の3.3リッターV型6気筒ツインターボエンジンで309馬力・700Nmとハイパワーな「F33A」型ディーゼルエンジンを搭載。
どちらも設計は新しいエンジンであり、すでに日本でも搭載されている実績もあることから各種規制にも対応できており、新設計のエンジンと比較して採用しやすいことから、これらのエンジンがランクル70に搭載される可能性もゼロではありません。
再再販モデルのランクル70に関して、具体的な情報はトヨタから発表されていませんが、もし登場するのであれば、ディーゼルか否か、またハイブリッドシステムを搭載するかなど、パワートレインについても目が離せないポイントとなりそうです。
中身が全く無い