ボルボ“SUV姉妹”出力&トルク増強!「C40/XC40リチャージ」駆動系刷新と新色追加で新価格に
ボルボがEVの「C40リチャージ」「XC40リチャージ」の仕様と価格を変更し、予約受注を開始しました。駆動系やグレードなどに大きな変更が加えられています。
シングルモーターモデルのみに
ボルボ・カー・ジャパンは2023年3月8日、クロスオーバーSUV「C40リチャージ」とコンパクトSUV「XC40リチャージ」の仕様と価格を変更し、オンラインで予約受注を始めました。
C40リチャージとXC40リチャージは、いずれもEV(電気自動車)です。
2021年11月発表のC40リチャージは、「XC40」から採用を開始したCMAプラットフォームをベースにしたモデルで、ボルボ初のEV専用モデルとして設計されています。
もう一方のXC40リチャージは、XC40のEV版です。XC40は扱いやすいサイズや、カジュアルでスポーティなスタイリングと走行フィールなどが人気を集め、デビュー以来、日本におけるボルボのベストセラーとなっています。
XC40リチャージもCMAプラットフォームをベースとしていますが、EV向けにフロントセクションやフロア構造を変更。外観も、新デザインのフロントフェイスやホイールとし、全車でブラックルーフ仕様としています。
このXC40リチャージは、C40リチャージに続くボルボにとって日本で2番目のEVモデルです。
今回の全車共通の仕様変更としては、C40リチャージ・XC40リチャージのいずれも、モーターの出力とトルクを向上させ、バッテリーの容量を拡大する一方で、リア(後輪)を駆動するシングルモーターモデルに変更しています。
モーターの最高出力は従来の170kWから約3%増の175kW(約238馬力・国土交通省申請値)、最大トルクは従来の330Nmから約27%増の420Nm(同)です。
駆動用リチウムイオンバッテリーの容量は、従来の69kWhから約5%拡大した73kWhとしています。日本仕様の1充電走行距離(WLTCモード)の数値は未定です。
また、前方に車両が検出されないときにコースティング走行を可能にするオートモードを、ワンペダルドライブに追加。さらに、新外装色「クラウドブルー」「ヴェイパーグレー」も追加しています。
グレードは、ピクセルLEDヘッドライトや20インチアルミホイール、プレミアムサウンドオーディオシステムなどを標準装備する「Ultimate」と、ベースグレード「Plus」の2つです。
Plusは、「エアピュリファイヤー(PM2.5センサー付)」を標準装備するほか、新デザイン19インチ5スポークアルミホイール(ダイヤモンドカット/ブラック)を採用します。
C40リチャージの価格(消費税込み)は、従来モデルの「Twin」が699万円でしたが、新仕様は「Plus Single Motor」が699万円、「Ultimate Single Motor」が739万円に。
XC40リチャージは、従来モデルの「Twin Motor」が679万円、「Single Motor」が579万円でしたが、新仕様は「Plus Single Motor」が679万円、「Ultimate Single Motor」が719万円です。
いずれも納車は2023年夏に予定されています。
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