「ボディに穴が…」 放置するとヤバい「車のサビ」 最近のクルマもサビる? 「塩害」から愛車を守る対策とは

クルマのサビを予防する方法は?

 サビはクルマの大敵とも言えますが、予防する方法はあるのでしょうか。

こうなる前に対策を
こうなる前に対策を

 最も手軽な方法として「洗車」が挙げられます。

 自動車整備工場の整備士は、特に注意して洗いたい箇所について以下のように話します。

「一般的な洗車だとボディを洗うことがメインになりますが、ドアやテールゲートなどのヒンジ(蝶番)部分や、タイヤハウスなど普段から汚れが溜まりやすい部分は重点的に洗う必要があります。その際は洗車後に水分をしっかり除去することも忘れないようにしたいところです。

 また、クルマの下回りはボディのように厚い塗装に覆われていないので、サビやすい傾向にあります。手洗いは難しいので十分な水ですすぐと良いでしょう」

 各パーツに付着した塩分を素早く除去することで、酸化反応が進む前に洗い飛ばすことが単純かつ手軽な方法とも言えそうです。

 特にサビやすい下回りはサビにくい塗装を施すという手もあるようです。

「これは融雪剤を道路に散布する雪国では一般的ですが、シャーシブラックやアンダーコートなど、防錆塗装をシャシに吹き付けるという方法があります。

 下回りのサビは一度進んでしまうとフロア(床面)に穴が開くなど、大きな腐食を招くため、それを予防する方法として有効です。しかし、塗装をしたからといってサビないわけではなく、こまめな洗車と下回り洗浄は基本だと思います」

 塩化カルシウムなど塩分を含む凍結防止剤や融雪剤を撒く積雪地域では、海の近い地域と同様にクルマの金属パーツを傷める可能性が高いと言えます。

 愛車をピカピカに保つためにも、こまめな洗車は欠かさず、塩分が付着した可能性がある時は早めに対処をすることが良さそうです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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