なぜトヨタ「86」車内にピンク粉撒かれた? 車上荒らし後に消火剤まみれに… 警察初動の遅さに疑問、その後被害車は?
2022年11月3日に愛車であるトヨタ「86」が車上荒らしに遭った上に粉末の消火剤が撒かれた事件がありました。事件から4か月経った現在、犯人逮捕や被害車両のその後はどうなっているのでしょうか。
車上荒らしの末、消火剤を撒かれて粉まみれに…
2022年11月上旬に愛車のトヨタ「86」が車上荒らしに遭った末、車内に消火剤が撒かれるという事件がありました。
消火剤が撒かれた後の車内はピンクの粉だらけという状態に。その後の状況はどうなっているのでしょうか。
2022年11月3日に千葉県内で86 GTリミテッドのオーナーのAさんは前夜23時頃帰宅し、翌朝、警察からAさんのもとに「クルマが車上荒らしにあってめちゃくちゃになっている」という連絡が入って被害を知ることになります。
「助手席の窓が割られて、運転席のバケットシートも盗まれていました。
タイヤとホイールは4本ともなくなっていて、かわりにブロックがかましてありました。
そして、室内いっぱいに消火剤がまかれていてピンク色の粉まみれに…。腹立たしいことに、エンジンルームにまで消火剤がまかれていました」(86オーナーのAさん)
Aさんの事件は数多くのメディアで取り上げられましたが、あれから4か月経過した2023年3月現在、Aさんの86をめちゃくちゃにした犯人は見つかったのでしょうか。
また、その後、86はどうなったのでしょうか。その後について、Aさんに話を聞きました。
――その後、警察の捜査などはいかがですか?
犯人が見つかったという連絡はありません。
警察は最初、指紋の採取すらやろうとしませんでした。
私たちが被害状況の報告を詳しく行い、捜査を強くお願いしたことで、86が保管してあったディーラーにきて防犯カメラ映像の確認と指紋採取をしてくれました。
しかしその時点で事件から2週間経過していたこともあり、指紋はとれなかったようです。採取後の連絡もありませんでした。
――あらためて被害内容を教えてください。
盗難されたパーツは、タイヤ&ホイール4本、運転席のBRIDE製シート、ドラレコ、車検証などです。
総額50万ほどで、今回の犯行はパーツ狙いと考えています。
――消火剤を撒かれているのですよね。
そうですね。指紋などを消すための証拠隠滅を目的として消火剤を撒かれていました。
自動車用の消火剤(二酸化炭素)ではなく、一般の消火器でしたので粉末だらけになっていました。
エンジンルームにもまかれていたので全損という扱いになりました。
――車両保険には入っていましたか。
保険に関しては、車両保険に加入しているものの220万円が満額です。
盗難品約50万円+現在の86の中古相場200万円?250万円を合計すると被害総額は300万円近くなると見積もっていました。
結局、保険にて3年目の車両保険代と全損時費用が支払われることになりましたが、約40万円は自己負担でした。
――86はその後どうなったのですか。
全損扱いとなったので保険会社である、あいおいニッセイ同和損保が引き上げていきました。
ただし、86についているオプションパーツは全部外して純正に戻すよう指示がありました。なぜ純正に戻すかというと、オークションに出すからという返事でした。
人気車とか高級車とか、外国人犯罪グループに狙われやすい車を買うには覚悟が要りますね。無論、そういう目に遭うとは思わないで買う人は稀かと思いますけど。
どこぞの掲示板に書いてあったように、ハイエースは直ぐに盗まれるのでキャラバンにしとけって話のように、特にトヨタ車ってだけで狙われるケースもありますからね。
自分はそこらじゅうを走ってて、珍しさは微塵もなく、別段格好いいわけでもなく、安くて実用的な車にしか興味ないので概ね他人事では居られます。
たかが軽とてジムニーやら、登録車のジムニーシエラ程になると何らかのリスクはあるかも知れません。今は納車待ち1年~1年半と品薄ですからね。