“車中泊”での食事「車中飯」がブーム!? どんな料理を作れば良い? 車内調理で注意したいポイントは?
車中泊がブームとなっている今、「車中飯」なるものも流行しています。今回は狭い車内で簡単に調理する車中飯に着目。どのような料理が向いていて、どのような調理法や調理器具があるのでしょうか。
「キャンプ飯」と「車中飯」の違いとは?
数年前から盛り上がっている「キャンプブーム」ですが、今ではクルマを絡めた「オートキャンプ」が主流となっています。
そんなオートキャンプでは、車内で寝泊まりする「車中泊」も流行していますが、そんな車中泊での最大の楽しみは食事でしょう。
アウトドアというロケーションで、いつもと少し違う調理で楽しめる「キャンプ飯」はもちろん、最近は「車中飯」と呼ばれる、作って食べるまでを車内で済ませる食事が流行しているといいます。
車中飯にはどのような料理が適していて、どのような調理器具が必要なのでしょうか。
まず、キャンプ飯と車中飯の違いについてですが、そこまで厳密かつ難しい区別はなく、キャンプ場などクルマの外でしっかりとした器具を使って調理したものをキャンプ飯、もっと手軽に車内の中でサッと調理したものを車中飯と呼ぶそうです。
車中飯がなぜ流行っているのかを、20年以上前からキャンプを楽しんでいるSさん(50代・デザイナー)に聞いてみました。
「現在の条例では、ちゃんとした設備のあるキャンプ場ではない、河原や公園では直火が使えないという事情があります。
しかしここがグレーゾーンなのですが、たとえば路上喫煙は禁止の区域でも車内での喫煙は黙認されるように、車内でカセットコンロなどを使用しての調理が禁止されておらず、車内で手軽に作れる料理を車内飯と呼び、楽しむ人が増えました。
ただ、安全性を考慮すれば、車内でのカセットコンロ使用はかなり危険です。そこで最近ではDC12VをAC100Vに変換するアダプターとIH調理器具を使う、または火を使わないで調理する安全なスタイルが主流になっています」
車内でそのまま食べられるお弁当は車中飯ではないといいます。あくまで、ひと手間かけて少しでも調理することでよりおいしく食べられる食事を車中飯と呼ぶのだそうです。
では、車中飯を上手に作るコツはあるのでしょうか。
「クルマの中という限られたスペースで調理することを考えると、食材などは事前に切ってタッパなどに詰めておくと良いでしょう。ベンチなど外で切ろうと思っても、実際は風やホコリなどで、思うように調理できないものなのです」(キャンプ愛好家 Sさん)
「また、できる限り『水を使わない』『火を使わない』『ひと手間で調理が終わる』料理が最適です。そう考えるとサンドウィッチなどは車中飯としてかなり理想形に近いでしょう。
出かけた先の道の駅で購入したご当地食材などをバンズで挟めば、それだけでご馳走になります。
欲をいえばホットサンド・プレートなどで温めるとさらに美味しいのですが、そのままでも普通のサンドウィッチとして楽しめます」(キャンプ愛好家 Sさん)
「同様に、海苔や炊いたご飯などを持っていき、現地で購入した海鮮物などを具材として入れれば、豪華すぎるおにぎりも簡単にできます。
この、ひと手間かけることが車中飯の醍醐味でもありますし、よりおいしく感じられるポイントだと思います」(キャンプ愛好家 Sさん)
エンジンの熱をうまく利用できればエネルギーロスが少なくて最高なんですけどね。
軽バンの上位グレードにあるリアヒーター(足元暖房)の吹き出し口ですが、後席をバタンとフラット収納すれば吹き出し口と椅子の隙間5cmくらいの場所がレトルトを温める程度には使えます。調理済みで温めるだけの冷食はここで解凍・加熱できます。冷凍チャーハンくらいは余裕でホカホカにできますよ。湯煎で食べられるレトルトも温められます。
冬の間は・・・ですが。夏は暑くて使う気になれない。
電子レンジが使えれば結構何でもありですけどね。