2023年3月1日、レクサスは主力のミドルサイズSUV「NX」を一部改良し、2023年3月2日から発売すると発表しました。

　レクサス「NX」は、SUVらしい力強さと都市での取り回しやすさを兼ね備えたクロスオーバーSUVとして2014年に誕生。

　使い勝手の良いサイズと高い走行性能が高い評判を獲得し、現在ではレクサスの主力モデルとして90以上の国と地域で累計販売台数121万台を記録しました（22年12月時点）。

　今回一部改良を果たした新型NXは、2021年10月に全面刷新した2代目モデルです。

　“次世代レクサス”を象徴する第1弾モデルと位置づけられた2代目NXは、同ブランドの掲げる電動化ビジョン「Lexus Electrified」のもと、レクサス初のプラグ・イン・ハイブリッドモデル（PHEV）を導入。

　今ではPHEVと通常のハイブリッドモデル（HEV）と合わせたグローバルでのNXの電動車比率は50％を超え、レクサスの電動車への移行を加速させるとともにCO2排出量の削減にも貢献しています。

　今回の一部改良では、レクサスならではの走りの味をさらに深化させることを目指してボディ剛性をさらに強化。

　あわせてサスペンションも最適な状態となるようセッティングしたことで、操縦安定性と乗り心地を向上させ、NXの持つポテンシャルを引き上げることに成功したといいます。

　さらに「NX350」グレードでは、エンジンやトランスミッションの変速セッティングを見直し、発進時や加速時のレスポンスやトルク感が向上しています。

　外観デザインにおいては、ハイマウントストップランプが面発光タイプに変更された以外には大きな違いは感じられませんが、インテリアは大きく変化し内装の素材の配色も変更されました。

　ドアトリムやグローブボックス、助手席側のコンソールサイドパネルをインテリアのテーマカラーとあわせることで、より華やかでラグジュアリーな居住空間を実現しています。

　さらに、デザイン面のみならず安全性能も高められ、より安全で快適なドライブを満喫できるよう「Lexus Safety System +」の機能を拡充。

　低速時の衝突回避や被害を軽減するように、運転支援機能が認識する対象が広がったことで、安全性が向上しました。

　加えて、前後方を記録するドライブレコーダーも新たに設定しました。

　新型NXの価格（税込み）は、NX250の455万円（FF）からNX450h+（AWD）の753万5000円となっています。